ENGLISH MASTERS CLUB 
 「英語で考える頭」とコーチングで英語を完全マスター                 イングリッシュ・マスターズ倶楽部




















生の英語を読まない、聴かない

 

読まず、聴かずで英語力は絶対に伸びない


多くの人が陥る間違った英語学習方法は、文法知識を詰め込むことをしすぎるあまり、実際に英語を使う場面で求められている能力である、聴く、読むということをほとんどしていないということが揚げられます。


毎日英文を10ページ以上(A4サイズの紙にびっしりの英語で数えます)読まれているでしょうか?
 

毎日最低2時間は英語(ナチュラルスピードの英語)を聴かれているでしょうか?


これは、実際に統計をとったわけではありませんが、多分、上の2つを毎日行っている英語学習者は、全体の5〜8%くらいしかいないのではないでしょうか?


別にこれをしていないからといってあなたにやる気がないとか、怠惰だといっているわけではありません。それは「学校英語の頭」で英語を訳して理解する英文解釈をしているために、辛くてできないからです。そして結果として、やりなれている学校英語のやり方に落ち着き「勉強しているつもり」になってしまうのは、ある意味し方がないことだと思います。


上記のことは、日本語であれば、勉強しているつもりにならなくてもやっていますよね。日本語を毎日A4で10ページくらいは、雑誌を立ち読みしてもやっていますし、日本語を聴くことは、8〜10時間くらいやっているかもしれません。


つまり、「学校英語」のようにがんばって解釈・理解することを必要としない日本語であれば、楽勝でできることなのです。ですから「学校英語」で英語を理解しているうちは、上記の二つは辛くてできないことなのですが、本物の英語力がついてくれば、何ということはなくなってくることなのです。



しかし、現実問題、英語が必要となる場面では、英語を速いスピードで聴く力、読む力が試されるにもかかわらず、英語を毎日たくさん聴いたり、読んだりしなければ、その力がつくわけがないのです。


たまに、「CD付の教材を毎日聴いています」とか、「練習問題を毎日解いています」という勉強熱心な方も中にはいらっしゃいます。しかし、よく話を聞いてみると、それはあくまで練習問題用であったりするので、様々なレベルの、幅広い分野の英語を聞くことにはなりません。読むことも同様です。


実技に関しては全て「練習(訓練)」をして力をつけていかないといけません。例えば、ピアノの発表会があるときに、その発表会の日まで毎日ピアノに触れ練習する代わりに、楽譜の読み方や音階などを「勉強」していては、発表会でうまく弾けるわけがありませんね。


英語も実技(実際に使う能力)ですから、その実技を磨く努力をしなければその能力がつくわけがないのです。


このように、今までの学校英語、またその延長にある文法中心の勉強方法では、単語の覚え方から、文法・文章の理解の仕方まで、本物の英語コミュニケーション能力をつけたり、「映画の英語」を理解できるようになることにはつながっていないことがお分かりになったでしょうか。この「学校英語の呪縛」という鎖を断ち切って行く必要があるのです。


今まで慣れ親しんできた「学校英語」と決別する覚悟がついたでしょうか?もしまだついていない、という方がいらっしゃいましたら、もう一度他の記事を読み直してください。


実際、「学校英語の」間違ったやり方を続けていて、「自分には英語は向いてない」とか、「英語の才能が無い」「英語はつまらない」と言って、あきらめてしまう人が多いのはすごくもったいない気がします。


次のような言葉があります。


「掛け間違えたはしごに登っていては決して正しい屋根には上れない。」


中学校1年生の時、最初の英語の学び方から間違えてしまったのですから、同じやり方を続けていては本物の英語力はつきません。



では、どうしたらよいのでしょうか?



そうです。正しいはしごをもう一度登り始めればよいのです。決して遅いとか、間に合わないということはありません。そうすれば、あなたも確実に「映画の英語」を理解できるようになりますし、英語で自由にコミュニケーションをとることができるようになります。


英語を毎日読んだり、聴いたりしていない方は、少しずつでもいいので、ぜひ今日からスタートしてみてください。そのスタートが、あなたの英語力アップのスタートとなります。