1953年にエール大学(アメリカ)は興味深い調査を実施した。その歳に卒業する全員を対象として「今明確な人生設計を持っているか?もし持っているとすれば、それはどのような目標か?」をアンケートしたのだ。その結果、はっきりした目標を抱いていたのは、わずか3パーセントだった。
そして20年後、調査の続きが行われた。その結果はこうだった。「その3パーセントの人たちは他の卒業生に比べて健康状態もよく(病気にかかる日数が少なかった)、仮定状況もうまくいっているし(離婚率がかなり低かった)、また『幸せで満足している』という割合も多かった」。しかも、「その3パーセントの人たちは、対象者全員の財産のうち約95パーセントを持っていた(逆に言えば、残り97パーセントの人たちは、卒業生全員の財産のわずか5パーセントしかもっていなかったのだ)」。
この結果に明らかなように、目標を決めるのはとても重要なことだる。
(『「できる人」になる成功の秘訣』ユルゲン・ヘラー著181ページより引用)
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