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「決心」の重要性
「決心」していますか?
英語学習を始めるにあたり、大切なことは何でしょうか?外国人講師?すばらしい教材?やる気?皆さんは何が一番大切だと思いますか?
これが意外と忘れられているのですが、本物の英語力を習得するために必要なのは、良い教材、すばらしい講師でもなく、
実は「決断」なのです。
英語力は、「自分で絶対に身につけてやるぞ!」と決断したときに、すでに身につくことが決まっているのです。その「決断」が中途半端だと、道半ばにして挫折してしまうことになります。英語を学習している、ほとんどの人はこの「挫折」を経験していますが、「挫折」したときにそれを悔やむばかりで、なぜ挫折してしまったのか分析しないのです。
しかし、この憎っくき「挫折」という敵を倒すための一番の武器が「決断力」なのです。どうでしょうか?持っていますか?
「決断力」
では、「挫折」という目に見えない敵を倒す、「決断」の持つすばらしい力をご紹介しましょう。次の質問にまず答えてみてください。
質問:もしあなたが、テロリストからこのように宣告されたらどうしますか?
「おまえは俺たちの組織のターゲットで、1年以内に現在のTOEICのスコアから100点スコアを伸ばさなかったら100%殺す。しかし、もしスコアを伸ばすことができたら、殺すことはせず、身の安全は保証してやる。」
どうしますか?
何が何でも100点スコアを伸ばすことでしょう?(だってスコアを取らなかったら殺されるわけですから)
現実にはありえないこの質問で、何が言いたいかというと、すべての人の中に、英語力を上げることができる潜在的な可能性が眠っているということなのです。ですから「絶対にできない」「本物の英語力がつかない」ということなどありません。
ではどうして、それらの可能性が眠ったままなのでしょうか?
それは、本当に100点スコアを伸ばさなくても殺されないからです。しかし、自分に言い訳ができない状況になったときに、人はその目標を必ず達成します。全ての実践練習をスタートする前に、自分の目標とする英語力を身につけることは可能だと信じ、「できない言い訳(選択肢)」を全て取り除いくのです。
しかし、私たちは「不可能だ」「できない」「難しい」といった「言い訳」言葉に慣れすぎていて、一度その様な「私には無理だ」という考えが出来上がってしまうと、そこで思考を止めてしまい、行動へと結びつかないままになってしまいます。ですが、私たちが普段できないと思っていることも、「意外と可能である」ことが多いのです。
高橋選手を育てた小出監督もこのようにコメントしています。
「今から15年くらい前に、だれも日本人の女子選手が2時間20分を切るなんて思っていなかったでしょ。普通の人はそう思うけど、僕は変わっているから「切れないわけがない」「オリンピックも勝てないわけがない」と考えるんだね。俺はそれを証明したかったんだよ。」
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オリンピックで金メダルを取る難しさに比べたら、本物の英語力をつけることが簡単に思えてきませんか?だって、金メダルは、たくさんの中からたった一人ですが、英語に関してはそのような制限などないわけですから。
ほとんどの場合、「英語力がついたらいいな」という願望(wish)はもっていても、「絶対に映画の英語を字幕なしでみれるようになってやろう」という意志(will)を使っていないのです。しかし、それをほんの少し使っただけで、あなたは容易に本物の英語力をつけることができます。そうです、まるでスイッチを入れたように、英語力がつき出すのです。
つまり、すべての物事は、「今現在英語力がない」という「事実」が問題なのではなく、多くの場合私たちの「気持ち」の問題だということです。多くの問題に、私たちは、簡単に「できない」「無理だ」というようなマイナス思考を持ってしまい、その考え方が本来できることもできなくしてしまっているだけなのです。
ナポレオンは言いました。
「わが辞書に不可能の文字はない!」
これは真実です。私の辞書にも、あなたの辞書にも、不可能という文字はないのです(自分で書かない限りは)。大切なのは、「何でもできる」「不可能はない」「絶対英語力をつける」という思考回路です。これが実は、英語上達のカギになっていきます。例を挙げて説明しましょう。
質問します。
(1)床においた、幅30cm、長さ10mの板を渡れますか?
酔っ払っていなければ問題ないでしょう。
(2)では、高さが10mのところにかけられた、同じ10mの板を渡れますか?
バランス感覚に自身のある人は問題ないでしょう。
(3)それでは、高さ300mのところにかけられた、同じ10mの板を渡れますか?
相当な「冒険野郎」でないと無理でしょう。
(4)今度は高さが同じ300mで、板も同じ、ですが、もし10m渡る事ができれば、1億円もらえます。どうでしょうか?
先ほどの「冒険野郎」の数は結構増えるのではないでしょうか?
(5)最後に、もし、高さ300mのところにかかった幅30cm、長さ10mの板の先に、あなたの愛する人(子供、恋人、友人など)がいます。しかもその後ろには殺人犯がいて、あなたが渡ってこなければ、あなたの愛する人を突き落とすと言っています。
あなたは、渡りますか?渡りませんか?
多分、読んでいるほぼ全員の人が、「渡る」と答えるのではないでしょうか?
同じ板を渡るという行為でも、あなたの気持ちや状況しだいで、渡れたり、渡れなかったりするのです。つまり、どのような行為でも、あなたの気持ちしだいで、「やろう」という強い気持ちさえあれば、実は可能なことが多いのです。
私たちは、環境によって左右されることもあります。忙しい、時間がない、お金がない。しかし、あなたが自分の愛する人を助けたいというような「強い意志、決心」があれば何でもできるのです。
さあ、今、何が何でも本物の英語力をつける「決心」をしてください。その先には、英語を自由に扱い、活躍している「あなた自身」がいますよ。
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