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HOME > 無料コンテンツ > 英語学習コラム > コラム14 |
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間違いだらけの英語学習(6):聴かないの?話さないの? |
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多くの人が陥る間違った英語学習法は、学校時代に学んできた「英語力がつかない学校英語の学習法」のみを行うあまり、実際に英語を使う場面で求められている能力である、英語を聴く・話す・読む・書くということをほとんどしていないということです。
毎日最低2時間は英語(ナチュラルスピードの英語)を聴かれているでしょうか?
毎日英語を1時間以上話しているでしょうか?
毎日英文を10ページ以上(A4サイズの紙にびっしりの英語で約1万語)読まれている方はいるでしょうか?
毎日英語のメールなどを5通以上書いているでしょうか?
これは、実際に統計をとったわけではありませんが、多分、上に書かれているような英語学習を毎日行っている英語学習者は、全体の2〜3%くらいしかいないのではないでしょうか?(きっと消費税より少ないことは間違いありません)
別に、これをしていないからといって、あなたにやる気がないとか、怠惰だといっているわけではありません。多くの人が学習者がこの英語力を上げるために欠かせない基本の学習すらできていないのは、「学校英語の頭」で英語を訳して理解する英文解釈をしているためだからです。
英文解釈(日本語訳)をして英語を理解する頭では、それだけの量をこなそうと思ったときに、とても辛くなります。その結果、やりなれている学校英語の学習方法に落ち着き、「勉強しているつもり」になってしまうのは、ある意味仕方がないかもしれません。
上記のこと(リスニング2時間、スピーキング1時間、リーディング10ページ1万語、ライティング)は、日本語であれば、勉強しているつもりにならなくても、余裕でやっていることですよね。日本語であれば毎日A4で10ページくらいは雑誌を立ち読みしたらできますし、日本語を聴くことは、テレビや映画、日常会話を含めたら8〜10時間くらいやっているかもしれません。
つまり、学習と考えると毎日スピーキング1時間、、リスニング2時間、リーディング1万語、ライティング5通は大変なことのように感じますが、「学校英語」のように解釈をしない日本語であれば、楽勝でできる量の学習なのです。ですから、「学校英語」で英語を理解しているうちは、辛くてできないことですが、本物の英語力がついてくれば、何と言うことはない学習量なのです。
しかし、現実問題、本番の英会話では、英語を速いスピードで聴く力、瞬間的に英語を話す力、英語を大量に読む力を試されるにも関わらず、英語を毎日たくさん聴いたり、話したり、読んだりしなければ、その力がつくわけがないことは明白です。
「CD付の教材を毎日聴いています」とか、「練習問題を毎日解いています」という勉強熱心な方も中にはいらっしゃいます。しかし、よく話を聞いてみると、それはあくまで練習問題用のCDや英文であったりするので、様々なレベルの、幅広い分野の英語を聞くことにはなりません。話すこと、読むことも同様です。
実技に関しては全て、本番を想定した練習をして力をつけていかないといけません。例えば、ピアノの発表会があるときに、その発表会の日まで毎日ピアノに触れ練習する代わりに、楽譜の読み方や音階などを「勉強」していては、発表会でうまく弾けるわけがありませんね。
英語も実技(実際に使う能力)ですから、その実技を磨く努力をしなければその能力がつくわけがないのです。
このように、今までの学校英語、また、その延長にある英語学習法では、単語の覚え方から、文章の理解の仕方まで、本物の英語コミュニケーション能力をつけたり、「映画の英語」を理解できるようになることにはつながっていないことがお分かりになったでしょうか。
本物の英語力をつけようとする人は、この「学校英語の呪縛」という鎖を断ち切って行く必要があるのです。
今までコラムを読まれてきて、「学校英語」と決別する覚悟がついたでしょうか?
もしまだついていない、という方がいらっしゃいましたら、もう一度コラム1から読み直してください(冗談です(^^;))。
実際、「学校英語の」間違ったやり方を続けていて、「自分には英語は向いてない」とか、「英語の才能が無い」、「英語はつまらない」と言って、あきらめてしまう人が多いのはすごくもったいない気がします。
次のような言葉があります。
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「掛け間違えたはしごに登っていては決して正しい屋根には上れない。」
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中学校1年生の時、最初に英語を学び始めたときから英語の学び方を間違えてしまったのですから、同じやり方を続けていては本物の英語力はつきません。(中学、高校、大学の10年英語をやり続けても普通の会話ができないのですから、何十年やっても同じ結果でしょう)
では、どうしたらよいのでしょうか?
そうです。正しいはしごをもう一度登り始めればよいのです。決して遅いとか、間に合わないということはありません。そうすれば、あなたも確実に「映画の英語」を理解でき、目標の英語力を身に付けることができます。
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