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HOME > 無料コンテンツ > 英語学習コラム > コラム7 |
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前回のコラムで、各個人の英語の目標を明文化(紙に書く)ことの重要性をかなり突っ込んで書きましたが、このコラムでは、その次につながってくる部分をお話します。
よく成功法則関連の本に書かれているこの「目標を紙に書く」という部分だけ読み、あたかも、紙に書けば魔法のようにそれが実現することを夢見て何もせずに待ってしまう人がいます。ですが、残念ながらそれだけでは、その目標が実現するための大切な要素が欠けてしまっています。
「決断」し、紙に目標を書いたらば、その次にその目標を達成させる行動へと結びつかなくては、その目標が実現しません。では、決断をしたら、何も考えずに目標に向かって突き進めばいいか?というと、物事はそれほど甘くはありません。
「決断」「目標を紙に書く」の次に大切なことは、
ということです。必要な英語力を身につけるまでにやることを、月単位、週単位、日単位で計画している人はいるでしょうか。月ごとにやることは決めているという人方でも、毎日何をやるかまで決めている人は少ないのではないでしょうか。
多くの人が挫折してしまう一番の原因は、この「プランニング(計画性)の甘さ」にあると言っててもいいでしょう。
衝動的に買った教材や、たまに耳にするラジオ講座などを、「英語を勉強しなきゃ」とうい思いに駆られて、手にとってやる、というのがよくあるパターンで、何を隠そう私がやっていたことです。「英語をやらなきゃ」と思いたったときだけ、しまってあった英語の本を取り出し数ページ読む。ラジオのFENを録音し、2、3日聞く。そして1週間後・・・「挫折」、というかせっかく始めたその学習をやらなくなっているのです。
がんばろうと思って気合を入れて始めたにもかかわらず、いつの間にかやらなくなっているわけです。
これは英語に限らず、様々なところで起こります。私の場合はダイエットで、全く同じ罠に陥りました。
私は30歳を目の前にしてダイエットもチャレンジし、何度もやせようと思いたつ度に走ったことがありますが、途中で必ず挫折していたのです。それは、自分が理想体重を達成するまでのプロセスをきちんと計算して、しっかりとした計画を立てず、ただ「やせたいな」と思って闇雲に走っていただけだったからです。
同様に、英語もただ漠然と、「英語力をつけたいな」「TOEICスコアアップしたいな」という目標だけではうまくいきません。
英語力上達が成功するかしないかは、その目標を実現するまでの「計画」にかかっているといっても過言ではありません。正しい英語学習法を元に、目標英語力までのきちんとした計画さえ立てることができれば、後は、ベルトコンベアに乗ったように学習を続けていくだけで目標英語力が習得できます。
世界最高峰のエベレストを征服したジョン・ハント卿は、エベレスト登頂の成功にあたってこう言っています。
「緻密な計画、固いチームワーク、優れた装備が成功をもたらした。」
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多くの英語教授、英語教育機関が、英語学習に関して様々なメソッドを研究し、教材開発をしていますが、肝心の「目標達成のための計画」、それも、「緻密な計画を立てること」を教えずに、各学習者にまかせきりになっているため、どんなによい学習方法を使っても、多くの学習者が途中で「挫折」してしまいます。
一大ベストセラーになったノウハウ本「英語は絶対勉強するな!」の著者チョン・チャン・ヨン氏もその著書の中でこう漏らしています。
「だが、Kのように第5ステップまで達する例は、残念ながら、きわめて少ないといわざるを得ない。ノウハウを勝手に変えたり、禁止事項を破ったために、挫折する人も多い。」
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チョン氏のノウハウがシュリーマンの言語習得を研究していることもあり、「英語を勉強せずに体験的に習得する」という氏のノウハウは、私が提唱するノウハウの基礎を教わった故松本亨博士、ボブ西崎氏ともに根っこの部分で共通する部分が多いです。日本人には目新しく聞こえたかもしれませんが、彼は非常に基礎的な(古典的な)正しい方法を説いているのです。
しかし、私が学んできた方法の提唱者の諸先輩も英語力アップの研究自体は素晴らしく、到底私など足元にも及ばないのですが、「成功法則」に関しては全くといいほど述べられていないので、そのノウハウを使い、英語を学習している多くの人が途中で挫折してしまうのです。
「挫折の仕組み」「成功の法則」を研究してみると、「挫折」するのは、別に、その人の努力が足りないわけでもなければ、才能がないわけでもなく、単純に「計画不足」である場合が多いのです。
考えても見てください。もしあなたが登山家で、エベレストを登ろうと考えたとき、最新装備がある、山の知識があるというだけで、ただ漠然と登り始めるでしょうか。そんなことをしたら、命を失うか、もしくは途中で挫折し、下山することは確実です。
もちろん、登山家も死にたくはないですし、山登りの危険性を分かっているので、必ず山に登る前に「緻密な計画」を立てます。ところが英語学習は失敗しても死なないので、緻密な計画を立てるということをせずに、とりあえず成功している方法があると聞くと、自分もうまくいくと錯覚をしてやってみてしまうのです。
しかしそれは、最高の装備を持ちながら、ただ闇雲にエベレストに登るのと同じで、失敗へとひた走っていることになるのです。
この言葉を覚えておいてください。
「計画を立てる」という行為は、すべての成功の元なのです。さあそれでは、今行っているあなたの学習が、行き当たりばったりで挫折する事がないように、次のコラムでは正しい計画の立て方を具体的に伝授していきましょう。
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