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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第49号



 

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【TOEICは絶対勉強するな!】

〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

Vol.049

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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。

今日も元気に、TOEICの勉強をせずに飛躍的にスコアをあげていきましょう。

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       【本物の英語力への道】

       〜英語学習の王道を極めろ!〜

         アウトプット編
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     ☆英語で考えて話す実践訓練 Part 2


子供用の英英辞書を使い、イメージから英語を話す訓練をする方法をお教えしましたが、今回はもう一つの会話訓練である「音読」の練習方法を一緒に学んでいきましょう。


この「音読」の練習では、インプットの練習で使った英文(ディクテーションやリーディングの教材)を使います。インプットのときは、聴くだけ、読むだけだったのですが、今度は、声に出して音読します。このときに使う英文は、すでにイメージができているものを使ってください。


リーディングのポイントで、イメージ作りに集中し、速く読んでいくために、「音読はしない」というのがありました。リーディングの時に、あえて音読をしなかったのは、あくまで、インプットをしていくためだったからです。スピード上げて読むためには、声を出す「音読」という作業は邪魔になってしまうのです。


ですが、今度は、インプットのためではなく、イメージから英語を話す、「会話」の練習なので、「音読」をしていきます。どのような能力を身につけるか、その目的が変わることによって練習も変わるのだということを覚えておいてください。


この「音読」では、すでに一度読み、イメージができている文章を使うのがミソです。


頭の中にその英文のイメージを浮かべながら、英語の音を口から出していくのです。そうすると、自分で考えて話しているわけではないのですが、実際にイメージを音に変えていく感覚がつかめてきます。「音読」をすることにより、「擬似会話」ができるのです。


また、たくさんの英文を声に出して読むことにより、口の筋肉が英語になじんできて、発音、リズム、イントネーションなど、英語を話していくときに必要な要素が身についてきます。



それでは、音読をしていく際の注意点を見ていきましょう。



        ★音読のポイント★


ポイント1:一度黙読し、イメージを確認


頭の中にイメージをおかずに、ただ英文を読むのであれば、お経を読むのと何の代わりもありません。それでは、発音練習という意味しかありません。そうではなく、イメージから英語を話すという、「会話の練習」として音読していきますので、最初にその文章のイメージを黙読で確認する必要があります。


熟練してくると(職人のようですね(^^;))、この黙読をしなくても、音読しながら、先の文章(単語)を目で確認し、イメージを瞬間的に作りながら、音読していくことが出来ますが、最初は、イメージを確認してから行うほうが確実でしょう。



ポイント2:口を大きく動かす。


イメージしながら会話の練習をするのですが、そのときにボソボソ話しては練習になりません。実際の会話では相手がいますので、練習のときも、その相手にはっきりと聞こえるくらいの音量で練習をする必要があります。


英語は、日本語と違い、口を大きく動かす言語です。口の形で発音が決まり、そこに息が通ることにより、楽器のように音が出ます。ですから、今まで使ってこなかった筋肉を使うというような意識で練習しましょう。


また、周りに人がいて、大きな声を出せなかったとしても、口は大きく動かしてください。私も空いている電車で声を出して練習する事があるのですが(はっきりいって、迷惑な奴ですね(^^;))、そのときはさすがにモロに声を出せないので、口を動かすだけにしています。


まあ、電車の中でまで練習する必要はありませんが、練習するときは、このポイントを覚えておいてください。



ポイント3:区切りに気をつける


日本語もそうですが、言葉には「 Unit of Information 」と呼ばれるイメージの塊があります。これをぶつ切りに区切ってしまうと、非常に読みにくく、しかもそれを聞いている人間には、何を言っているのか分からないという状態になってしまいます。


日本語で例を挙げると、「ここでは履物を脱いでください。」というところを、「ここ、ではき、ものをぬい、でください。」とブツブツ区切ってしまっては、元の意味は通じないのと一緒ですね。


同様に、英語でも、このような区切りに気をつけて読むように心がけましょう。この区切りの見分け方は、意味の固まり=イメージの塊、と考えると分かりやすいと思います。


例)Tom and I go jogging for 30 minutes in the park before breakfast.


これを意味の区切り(イメージの区切り)で区切ると、


例)Tom and I / go jogging / for 30 minutes / in the park / before breakfast.


という感じになります。この区切りの間は、極端に空けるのではなく、軽くポーズ(間)をとるくらいでいいです。また、日ごろから、リスニングをするときに、ネイティブスピーカーが英文をどのような区切り方をしているかに気をつけて聞くようにし、それを真似するように読む練習をしてみてください。



ポイント4:「速い」よりも「正確」に


最初は、なかなかネイティブスピーカーのように速くは読めないと思いますが、それは、当たり前のことです。無理に速く読むのではなく、ゆっくりでもいいので、正しい区切りで区切り、正確に発音できるように練習してください。そうしないと、実際の会話でもあせるばかりで早口になり、相手にはうまく伝わりません。


ピアノで速く弾けても、曲と違う鍵盤を押していては、不協和音が生まれ、音楽にならないのと同じことです。ですから、最初ゆっくり正確に発音し、慣れてきたら少しずつ、スピードを上げていくように練習しましょう。



ポイント5:どうしても気になる発音は英英辞書でチェック


音読の練習をするときに、自分の知らない単語、発音できない単語に出くわしたからといって、むやみやたらと発音を辞書で調べていては、せっかく口を動かす練習をしているのに、辞書を引く練習になってしまいます。ですから、何度も出てきて、どうしても気になるものを除いては、無視して音読を続けてください。


また、日ごろ、英英辞書を引くときにその単語の発音記号を見ながら正確に発音する癖をつけておき、ネイティブの先生がいなくても正しい発音を自分で身につけられるようにしましょう。ある単語の発音記号が分からないときは、簡単な、自分が発音を知っている単語で、同じ発音記号を使っているものを探し、そこから、同じように発音できるように練習するといいでしょう。


発音記号が読めない、という方は、単語を発音してくれる辞書がありますので、下記のURLをクリックし、活用してみてください。


 Microsoft Encarta → < http://tinyurl.com/4pc63 >



ポイント6:自分の声を録音してみる。


自分の発音を客観的に聞くのは、少し恥ずかしさはありますが、非常に有効です。リスニングをたくさんしていくと、耳が良くなってきて、だんだんと本物の英語の音と、そうでない音が聞き分けられるようになります。そうすると、自分の音読したものを聞いて、どこがその本物の音と違うのかというのが分かります。


そして、自分が発音しにくい、もしくはできていない部分を聞き出して、集中的に練習することにより、弱点を克服して行くことができます。ですから、恥ずかしがらずに、定期的に自分の声を録音して聞いてみてください。



英語は実技(能力)ですから、頭の中だけで練習していては不十分です。ですが、まだ会話力が無いうちは、口からたくさん英語を出す事ができません。その「会話練習不足」をこの音読が補いますので、実際の会話をスタートする前に、イメージから英語を話す感覚、そして、英語のリズムや、イントネーション、発音を身につけるために、この音読を効果的に使っていってください。



おしまい


次回予告:「音読」をさらに進化させた練習方法をご紹介します。(みなさん、ついてきていますか?いろいろな練習方法を説明していますが、頭を整理して、ついてきてくださいね(^^;))


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