ENGLISH MASTERS CLUB 
 「英語で考える頭」とコーチングで英語を完全マスター                 イングリッシュ・マスターズ倶楽部






 英語はここで身につけろ!
 毎日10秒!元気が出る英語
 TOEICは絶対勉強するな!
 ディクテーションキングへの道!












FREE MAIL MAGAZINES

無料メールマガジン


けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第47号



 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【TOEICは絶対勉強するな!】

〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

Vol.047

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。


もうすぐ創刊から50号を迎えます。ここまでやってこれたのも、読者の方の支えがあったからだと、とても感謝しています。


それでは、第47回目早速、いってみましょう。
  _______________________

       【本物の英語力への道】

       〜英語学習の王道を極めろ!〜

         アウトプット編
  _______________________

     ☆英語で考えて話すもう一つのメリット


前回、英語を訳さずに話すとは、どのようなことか説明しました。もう一度確認すると、英語で考えて話すとは、



  【イメージから直接英語の音を出して話すこと】



です(具体的な練習方法は後で教えます)。間によけいな日本語を挟まずに、直接英語で話していくことが会話力向上の近道なのです。


インプットにおける「英語で考える頭」のメリットは、「右脳が動き出す」ということでしたが、アウトプットでも同様に「英語で考える頭」のもう一つのメリットがあります。


それは、



  【英語が止まらずにペラペラ話せるようになる】



ということです。


ですが、「英語力も上がっていない、単語力も増えていないのに、英語で考えただけで、ペラペラ話せるようになるわけがない。」と、多くの方が言うわけです(実際、広告で「ペラペラ」と書いてある類のもので、ペラペラになったというのを聞いた事がありませんしね(^^;))。


多くの人が、英語が話せない一番大きな理由に「単語力がない」を挙げます。


ですから、私が、「単語力なんかなくても、英語は十分しゃべれる!」というと「え〜」というブーイングを浴びてしまうのです。


実はこの「単語力がないと英語が話せない」というのは、「英作英語」をしている人には当てはまるのですが、「英語で考える頭」には、全く当てはまらないのです。英語を訳さずに直接英語で話し始めると、会話をとめずにペラペラ話し出すことが出来るのです(まだ信じられませんか?)。


ではそれを証明してみましょう。


皆さんの今の日本語力(単語力、表現力、今まで覚えた知識など)を100とすると、皆さんが5歳のときの日本語力は一体いくつになるでしょうか?


20ですか? 10ですか? 5でしょうか?


小学校に入る前なのですから、語彙力だけ取ってみても現在お持ちの語彙力とは、100倍くらいは違うのではないでしょうか?それから日本語で入れた知識、本を読んだ量で比べると、正確な数字は出ないにしても、多分これくらいの違いはあるでしょう。



   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ┃                        ┃
   ┃                        ┃
   ┃                        ┃
   ┃                        ┃
   ┃                        ┃
 5 ┃                        ┃
 歳 ┃                        ┃
 時 ┃                        ┃
 の ┃         今現在の日本語力       ┃
 日 ┃                        ┃
 本 ┃                        ┃
 語 ┃           100          ┃
 力 ┃                        ┃
 │ ┃                        ┃
 │ ┃                        ┃
 ↓ ┃                        ┃
┏━┓┃                        ┃
┃1┃┃                        ┃
┗━┛┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
     


では、ここでもう一つ質問です。


5歳のときに、「だまって一言も話せなかった」方はいるでしょうか?


そんな子供はいないでしょう。私の娘は9月末で3歳になりますが、すでにペラペラの域に達しています。歌も上手に歌い、かなり長い文章もお手の物です(2歳でこのレベルとなると、5歳では・・・女の子は言葉が早いとは聞いていましたが、まさかこれほどとは・・・末恐ろしいですね(^^;))。


2。3歳の頃は、人生の中で、一番やかましい時期かもしれません。頭の中で考えるということをせずに、考えていることを片っ端から話すのですから。


何が言いたいかというと、「単語力、表現力がなくても、子供はペラペラ流暢に言葉を話す」ということなのです。


単語力、表現力がなくても、言語を訳すことをせずに、頭の中のイメージから話をすることが出来れば、子供のようにペラペラになります。



具体例を挙げましょう。


私の息子が4歳だった夏休みに、息子が妻の実家に遊びに行ったのです。そのとき私は一人、家で留守番をしていました。その息子がおじいちゃん、おばあちゃんのところから帰ってきた時に、こう質問したのです。



私:楽しかった?どこに行ってきたの?


息子:あのね、お魚さんがグーって(指で水平に円を描きながら)一杯泳いでたんだー。イルカさんもバーって(腕を上に上げて)ジャンプしてたの。



どこに行ってきたかお分かりですよね。そうです、「水族館」です。神奈川の金沢八景にある「シーパラダイス」にいってきたようです。


私の息子は、まだ「水族館」という言葉を知りません。ですが、会話を止めようとはしません。「自分の知っている言葉」で、頭の中にある水族館での楽しい「イメージ」を何とか伝えようと、ノンストップでペラペラ話していたので
す。


私たち大人は、英作英語をしている間は、まず、日本語で「昨日水族館に行った。」と考えてから、その日本語「水族館」に当たる英語を、語数の限られた頭の中の辞書で必死に探す結果、遅くなったり、その言葉が出ず、詰まってしまうという、非常にもったいないことをしています。


ですが、「水族館」という漢字を浮かべて英語を探すのではなく、「水族館」のイメージを頭に浮かべて、知っている英語で話をしたら、私の息子のように言葉に詰まることなく、ノンストップで話せるようになります。


そうすれば、「言葉に詰まる」という事が格段に減り、アクティブな単語(使える単語)が増えたときには、まさに「ペラペラ状態」になるのです。


       そのイメージを表す英語

            │
            │
            ↓

 ┌─────── WORD1 ───────┐
 │                     │ 
 │ ┌───── WORD2 ─────┐ │ 
 │ │                 │ │
 │ │ ┌─── WORD3 ───┐ │ │
 │ │ │             ↓ ↓ ↓
┏━━━━┓─── WORD4 ──→┏━━━━┓
┃イメージ┃             ┃1つ選ぶ┃─→話す
┗━━━━┛─── WORD5 ──→┗━━━━┛
 │ │ │             ↑ ↑ ↑
 │ │ └─── WORD6 ───┘ │ │
 │ │                 │ │
 │ └───── WORD7 ─────┘ │
 │                     │
 └─────── WORD8 ───────┘



一つのイメージを表す表現は、無数にあります。仮に単語では見つからないかも知れませんが、文章で説明してしまえば、いくつも浮かんできます。その中で、自分の知っている単語、表現を選び会話をするようになるので、練習を重ねていけば、瞬時に英語が口から出るようになるのです。


もちろん、単語力が無いままで良いわけはありません。あればそれだけ、選択肢も増えますし、より細かく、正確に自分の言いたい事が伝えられます。


ですが、もし、英語で考える頭を作り、英語力、単語力のないときから話し始めることが出来れば、英語力がついたときには、かなり話せるようになっていることは間違いありません。英語で会話をすることを、英語力がつくまで待つこ必要はないのです。


ぜひ、イメージを知っている英語を使って話をするという、「訳さずに英語をアウトプットする方法」をぜひ実践していきましょう。


おしまい


次回予告:具体的に英語をイメージから話すための練習方法をお教えします。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 Copyright(c)2007 Kenji Saito, All rights reserved