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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第46号
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【TOEICは絶対勉強するな!】
〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜
Vol.046
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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。
皆さん、英語の学習をするときに、「まじめ」になりすぎていませんか?
あまり「まじめ」になり過ぎると、疲れてしまいます。気をつけましょう。だからといって、「ふざけろ」といっているわけではないのですが・・・(^^;)。
英語学習をするときに、「勉強しなければ」というプレシャーを自分にかけても、逆効果になってしまう場合があります。
特に、右脳を使って英語をマスターしていく「英語で考える」方法には、この種のストレスはよくありません。右脳の自由な働きを制限してしまい、その機能をフル活用できなくしてしまいます。
キーワードは「リラックス」です。英語を覚えるときにも、「覚えなきゃ」と気張るのではなく、「へえ〜こんな言い方もあるんだ」「今度使ってみよう」くらいにリラックスして覚えた方が、長く覚えていると思いますよ。がんばってがんばらないようにしてください(^^)。
それでは、第46回目早速、いってみましょう。
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【本物の英語力への道】
〜英語学習の王道を極めろ!〜
アウトプット編
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☆英語で考えて話そう!Part 2
前回のメルマガは、久しぶりに短くクイズ形式で終わりました。「日本語を訳さずに話しているときに、頭の中では『ある一つのことを行っているだけ』というその『ひとつの事』とは?」というところで終わってしまいました。
今回は、その答えを一緒に学んでいきましょう。これを身につけると、もう日本語から「英作」せずに、英語を直接「英語だけで」話すことができるようになります。
普段、日本語を訳さずに話す時に頭の中で行っている一つの事とは、
【訳さずに日本語を読む、聞くときにしていることの逆のこと】
です。
「ヘッ?」と思われた方がいるかもしれませんので、もう一度確認すると、日本語を普段訳さずに話すときには、日本語を訳さずに読む、聞くときに頭の中で行うプロセスと逆のことをしているだけなのです。それと同じことを英語で行うことが出来れば、英語も日本語からわざわざ訳さずに話すことができます。
復習になりますが、日本語を訳さずに理解するときに頭の中では、「イメージを浮かべる」ということをしています。例を挙げると、
「小さな女の子が公園で遊んでいます。」
と聞いた(もしくは、読んだ)時に、他の言語が浮かぶのではなく、日本語から直接イメージが浮かび、文章であればすべての単語のイメージが合わさり「1枚の絵」が浮かぶわけです。
英語を訳さずに理解することも全く同じで、英語の音(文字)が頭に入った瞬間にそれらがイメージに変わることなのです。
日本語を訳さずに話したり、書いたりするときには、その逆をするといっているのですから、日本語を直接アウトプットするときには、頭の中にまず言いたい事が「1枚の絵」として浮かび、それを知っている言葉で音にして話したり、文字にして書いたりするのです。
「まだ言っている意味が飲み込めない」という方のために、例を挙げて説明しましょう。ではまず、次の質問に答えてください。
質問:あなたは、昨日の晩御飯に何を食べましたか?
この質問の答えを、友人が隣にいるようなつもりで、声に出して言ってみてください(恥ずかしがらずにやってくださいね(^^;))。
どうでしょう?
昨日の晩御飯に何を食べたか思い出そうとしている皆さんの頭の中に、ワープロで文章を打っているときのように、「文字」が電光掲示板のように並んで出てきましたか?
まず、ありえませんね。そうではなく、晩御飯に何を食べたのか、その「イメージ」が浮かんできたと思います。
分かりやすいように、皆さんが昨日の晩御飯に「焼肉」を食べたとしましょう。
それを思い出して話すときは、頭の中には、「文字」の代わりに、ジュージュー焼けているおいしそうなお肉や、そこから出る煙、おいしそうなにおい、横においてあるビールのジョッキ、一緒に食べていた人の顔、部屋の明るさなどが、瞬時に「イメージ」として出てきます。
そして、それを音に変えて、「昨日すごくおいしい焼肉を食べたんだ。」と声に出し、友人に話しをするのです。
★日本語を訳さずに話す、書くとき:
┏━━━━━━━━┓ ┏━━━━━━━━━┓
┃言いたいイメージ┃────→┃日本語の音(文字)┃
┗━━━━━━━━┛ ┗━━━━━━━━━┛
ですから、英語を訳さずに話そうとするときには、これと同じことを英語でやったら良いだけなのです(単純でしょう?)。
★英語を訳さずに話す、書くとき:
┏━━━━━━━━┓ ┏━━━━━━━━┓
┃言いたいイメージ┃────→┃英語の音(文字)┃
┗━━━━━━━━┛ ↑ ┗━━━━━━━━┛
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【間に日本語は挟まない】
ですから、今日から「英語で考えて話しましょう」といったときには、まず言いたい事を今までのように「イメージ」で浮かべてから、そのイメージが日本語に変わってしまう前に、英語の「音」に変えて口から出してしまえばいいのです。
「そんな事ができるのか?」とは聞かないで下さいね。もうこのプロセスは、日本語で完璧にこなしているではないですか。それを英語で行うだけなわけですから、「インプット」の時と同じく、出来ない人などはいません。
日本料理を極めた料理人が、フランス料理を学ぶとしたら、もちろん、ある程度の時間はかかるかもしれませんが、全くの素人がいちから学ぶよりも早く、確実に習得できるのは間違いないでしょう。それと同じです。
間に挟まっている日本語や、文字という邪魔なものを取り去り、直接イメージを英語だけで話し、書くことができるようになれば、日本語をわざわざ訳すときに起こる深刻な問題は生じなくなります。
皆さんも今日から、「英作英語」で話すことをやめ、直接英語を訳さずに話すようにしてください。そうすれば、また一歩バイリンガルに近づけます。
おしまい
次回予告:英語を訳さずに話すときに生じる、「おいしいメリット」についてお話します。
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