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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第39号



 

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【TOEICは絶対勉強するな!】

〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

Vol.039

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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。


先週の日曜日は、前回お話したとおりアメリカ人の友人(とそのご両親)とあいかわ公園にお花見に行ってきました。とても空気が澄んでいて、桜の木下で食べるお弁当はとてもおいしかったです。「さあ、もう暖かくなるだけだ!」と思っていたら、その3日後には雪(みぞれ?)が降る始末。本当に訳が分からない気候ですね(^^;)。気候に惑わされず、体調管理には気をつけて行きま
しょう。



それでは、第39回目早速、いってみましょう。

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       【本物の英語力への道】

       〜英語学習の王道を極めろ!〜

         リーディング編
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      ☆リーディング力はこうつけよう!


それでは、前回に引き続き、リーディングのポイント4〜6を見ていきましょう。そして、今後リーディングするときには、この1〜6のポイントに気をつけて読み、リーディングの効果を数十倍上げていってください(^^)。


前回ご紹介したポイント1〜3を復習しておきましょう。


ポイント1:文字を読まずに音を読む

ポイント2:語順どおりにイメージし、【絶対に】戻り読みしない

ポイント3:できるだけ速いスピードで読むようにする



上記1〜3を押さえた上で、ポイント4を見ていきます。


ポイント4:読みながら辞書を引かない


私達は学校時代からずっと、「分からない単語があったら辞書を引け」と教えられ、文章の中に分からない単語があると不安になり、それが多いときには、ストレスとなってしまうような方も多いのではないでしょうか。


そのため、いきなり「辞書を引くな!」といっても、最初は手がムズムズしてしまうかもしれません。ですが、辞書(ここでは英英辞書)を引くことも、リーディングの流れを停止させる癖につながってしまいうため、分からない単語があったとしても無視をし、あくまでもリスニングをしているように、目を止めずに読んでいきます。


なぜ辞書を引きながら英文を読んではいけないのでしょうか?


ポイントを分かりやすくするために、日常の会話をちょっと想像してみましょう。


もし私たちが会話をしているときに、相手の話を聴きながら、相手が使う言葉の中に分からない単語があったとしたら、その場で相手の話をさえぎり、辞書を引くなんてことをするでしょうか?


もちろんそんなことをするわけはありませんね(^^;)。そんなことをしたら会話が成り立ちません。また、会話ではなく、映画やラジオなどを聴いているとしましょう。


そのときも同様に、分からない単語に出くわす度に辞書を引いていては、話がどんどん先に進んでしまい、内容がほとんど分からなくなってしまいます。


つまり、リーディングで分からない言葉に出くわすたびに辞書を引く人は、実際の会話でも、リスニングのときも、分からない単語に反応してしまい、英語の思考回路をそこでストップさせてしまう習慣を作っていることになるのです。



ですから、本を読むときには、辞書は絶対に引かないようにしてください。



このポイントを説明すると、こう質問される方がいます。


「分からない単語をそのままにしていては語彙力がつかないし、その英文の内容がわからなくなってしまうのだから、分からない単語を辞書で引きながらリーディングすることは必要なのではないか?」


一見すると、この質問には一理あるように見えますが、辞書を引かないから語彙力がつかない、なんてことはありません。実は、実験では、まったく逆の結果が出ているのです。つまり、「辞書を引かないほうが最終的に早く語彙力が上がっていく」のです。


信じられないでしょうか?


誰でも、子供の頃は辞書を引かずに語彙力をつけてきたのですが(^^;)・・・大人はそうは行かないと思ってしまうのでしょうね。


松本道弘氏の「速読の英語< http://tinyurl.com/3775jb >(まだ読まれていない方は立ち読みでもいいのでぜひ読んでください)」に次のような実験結果が載っていました(簡略して書きます)。


同じくらいの英語力を持つA君とB君の、1年間のリーディングの成果を測ってみました。


A君は分からない単語に出くわすたびに辞書を引いてノートに書き出し、それを覚えていくという「学校時代からやってきた方法」でリーディングをしていました。


B君は、辞書はまったく引かず、判らない単語は想像しながら、読み進めていくという「上記の方法」で読んでいきました。二人とも1年間英語雑誌「TIME」を読み、その1年後の語彙力を調べてみたそうです。


実験結果を見る前に、単純に比べてみても、2人の英語を読むスピードがまっ
たく違うことがすぐに分かりると思います。


分からない単語に出くわすたびに、辞書で調べ、ノートに書き込み、覚えるという作業をしているA君の読むスピードが早いわけがありません。最初の1ヶ月目を比べたときに、すでにB君が1時間かけて1ページ読むときに、B君は6ページ分読むことができました。


B君は読むスピードが早く、リーディングを進めていくにつれ量もこなしていくので、少しずつ読むスピードが上がってきます。A君のほうは、1年間ほとんど読むスピードには変化がありませんでした。すると、最終的にA君とB君の英語を読むスピードは10倍くらい差がついてしまったのです。


そして1年経ったところで、A君と、B君の英語を読んだ量を比べてみた場合、当然B君の読んだ英文の量が多く、A君の8倍くらい多く読んでいました。


A君が調べた英単語は比較的難しい単語が多かったので、A君が次に同じ単語に出くわすのは大体「6ヵ月後から1年後」でした。読むスピードが遅かったので、調べて覚えてから、また同じ単語に出くわす間隔が長くなっていたのです。そうすると、仮に辞書で調べたときは覚えていても、6ヵ月後、1年後にでくわしたときにはその単語をもう忘れていて、結局1年後にたいした語威力は身に付いていなかったのです。


一方B君は、読むスピードが、最終的にはA君の10倍にもなったわけですから、仮にいくつかの単語が分からなかったとしても、それらの単語に出くわす間隔は、「2ヵ月後か早い場合は1ヵ月後」でした。


そうすると、最初はその単語の意味が分からなくても、その単語に1年間に7〜10回も出くわすたびに、その単語がどのように使われているかのイメージが蓄積されていきます。1年後に語彙を確認してみると、辞書を引かなかったにも関わらず、それらの単語を理解することができたのです。しかも、それらの単語は、自然に覚えたもので、無理やり詰め込んだものではないので、何年経っても忘れない、B君のものになっている語彙力なのです。


つまり、辞書を引いたときにいくら理解しても、それがリーディングのスピードを遅くしてしまうのであれば、1年後、5年後に語彙力がある状態にはつながっていかないのです。


実験の結果を書くと、1年間でA君が読んだ英語の量が31万7000語、2年間では60万5000語でした。一方B君は、1年間で345万6000語、2年間のトータルで760万3000語となり、英語による情報量のさは、12.6倍にもなってしまったのです(たった1〜2年間でこの差ですよ(^^;))。


4年後にはその差はもっと広がり、A君は4年間で133万8000語に対して、B君は1855万語となり、その差は1721万2000語にも及ぶのです(B君すごすぎ!)。


どっちが英語力が付くかは、一目瞭然ですよね。


私も一時期『TIME』をガムシャラに読んでいた時期がありますが、辞書を引かずに読んでいたにも関わらず、同様に語彙力が増えていったことを覚えています。


例えば、大統領選の記事の中で、「candidate」という単語の意味が分からなかったとしても、数回続けてそのトピックの記事を読むと、何となく「a person who is competing to get a job or elected position=大統領候補」という意味がつかめてくるようになるのです。



        【辞書を引かなくても語彙力はつく!】



ぜひこのことを覚えておいてください。



そして当然のことですが、辞書を引きながら読むということは、その度にリーディングが止まってしまうので、リーディングの速度が遅くなり、リズムに乗って読むことができません。もし、少し上のレベルの英文を読んだときは、いつまで経っても2ページ目に進まず、その本を読むこと自体が嫌になってしまうことでしょう。その結果、なかなかスムーズに読む楽しさがつかめず、途中で挫折してしまう確率も高くなるでしょう。



リーディングをするときは、辞書は引かずに読む癖をつけていきましょう。


※注:このように書くと、英英辞書を引いてはいけない、と誤って受け取られがちですが、英英辞書は引いていけないわけではありません。ただし、辞書を引くのはリーディングが終わってからです。リーディングをしているときはあくまでもスピードにこだわり、それ以外の時間に英英辞書を引くようにしてください。誤解のないようにお願いします。




ポイント5:推測力をつける。


英語を速く読もうとするときに大切なことは、一字一句理解しようとせず、イメージできた単語から、全体で何を言おうとしているのか予測しながら読んでいくことです。木を一本一本バラバラに見るのではなく、森全体を見る感じです。


     【英語を読むときは木を見ず森を見る!】


これは、感覚的には、限られたパズルのピースで全体の絵がどのような絵か想像するのと一緒です。推測力をつけながら読むことができるようになると、あまり細部にこだわらずに、分かる単語から英文の内容の理解ができるようになります。


また、分からない単語があっても、それらを推測していくことにより、かなりの確率で正しい意味を取れるようになってきます。実際には3分の1も理解できれば、全体の70%は推測できます。これは、日本語を読んでいるときには当たり前のようにやっていることです。例を挙げてみましょう。


例)・・・・・ニューヨーク・・・・・主要数都市・・・・・大規模停電・・・・・地下鉄がストップ・・・・・都市機能がまひ・・・・・・。ウォールストリート・・・・・停電・・・・・。・・・・・閉じ込められた・・・・・。テロの兆候・・・・・ない・・・・・。主要空港・・・・・活動を中止・・・・・。


記事の70%以上を削除してみたのですが、何の記事で、どのような内容なのか、70%以上理解できますよね。


私たちは普段、新聞などの記事を、ひらがなの部分も含めて、一字一句理解し、どのような意味なのか解釈しながら読むなんてことはしません。そんなことをしていては大変ですし、何よりも時間がかかってしまいます。しかし、実際に新聞全体を読むのに何時間もかからないのは、分からない単語は推測し、全体の意味を70%程度で把握しながら速いスピードで読んでいるからなのです。


リーディングをしながら分からない部分に出くわしたときでも、推測しながら、早いスピードで読むことができ始めると、大量の英語を読むのにそれほど時間と努力を必要としません。そして、大量の英語に触れていくと、英語力がつき、より英文を推測しやすく、理解力も上がる、という良い循環を生み出していきます。


昭和の英語の達人、故松本亨博士もこのように言っています。


「英語に関する(いや、全ての言葉に関する)あらゆる活動に共通な最大の鍵は、なんといっても、次に来る言葉を予測することで、ヒヤリングの場合は、特にそれが重要な役割を演じます。しつこいようですが、この予測の力を養うのは、多読・速読です。」


分かりましたね。リーディングをしながら、【推測力】をつけていけば、それがリスニングにおいても大活躍するのです。リーディングを通して推測力をつけておいて損は絶対にありません。


 

ポイント6:音読しない。


この音読も多読、速読をしていくときにスピードを落とす一つの原因となることです。多くの人が英文を読むときに声を出したり、音は出さなくても口を動かしたりしながら英文を読む癖を持っています。


しかし、声を出したり、口を動かしてしまうと、英文は速くは読めません。声を出さずに、眼だけで読んだほうが、確実に速く読むことができます。


もし、日本語の雑誌や本が手元にあれば、それを音読して読んでみてください。読むスピードも遅く、5分も読んだら疲れてしまうと思います。音読のスピードにどうしても限界があり、また、口を動かしていると口が疲れてきて、長く読むことはできません。もし、音読で1時間本を読める方がいたらそれは奇特な方でしょう。つまり、声を出して読む音読は、多読、速読には向いていないのです。


しかも、口から音を出すことに気をとられると、内容を理解する事がおろそかになり、予測しながら読むということもできなくなります。もう一度先ほど読んだ雑誌などの日本語を声に出して読んでみてください。内容がほとんど頭に入ってこないと思います。


ですから、リーディングをするときには、音読をしたり、声を出さなくても口を動かしたりすることなく、黙読することが大切なのです。



では、音読は全く必要ないのか、というとそうではありませんので、辞書と同様、誤解しないようにしてくださいね。


音読も英語力をつけていくための大切な学習なのですが、音読をする学習と、音読をしない学習の場合分けをしなければいけないということです。


つまり、発音を確認したり、英語特有のリズム、イントネーションなどに慣れ、会話の練習をするために音読をするのはいいのですが、リーディングをする練習には音読はまったく向いていないのです。


そのような場合分けをせず、「音読は良い」という言葉を鵜呑みにしてしまうと(音読を薦めている本は山のようにありますから・・・)、全く成果が出ない、なんていうことにもなりかねませんから、必ず「なぜその練習をするのか」、という問題意識を常にもって練習していきましょう。



この上記6ポイントをおさえて1年間リーディングを5000ページしてみてください。きっと『TIME』や『NEWSWEEK』も怖くなくなっていますよ。




    ☆まとめ:本物の英語力をつけるためのインプット


たくさん英語を聞いて、たくさん英語を読む、何も特別なことではありませんが、英語力をつけるための王道です。これ以上の近道はないです。幻の近道(魔法の教材)を探すことに時間とお金を費やしてしまうことなく、コツコツと英語力を上げていきましょう。


そのやり方は、リスニングをするようにリーディングをし、リーディングをするようにリスニングをすることが基本になります。


リスニングは、英語の音を拾う耳を作ることを中心にトレーニングし、リーディングは、基礎英語力をつけるために、たくさんの量の英文を、スピードを上げながら読んでいきます。


基本的にある一定のスピードで本が読めるということは、そのスピードで「英語で考える」ことができる(イメージを作ることができる)、英語を聞きながら理解することができる、ということです。


日々細切れの時間を使って努力をしていくことが上達の鍵となります。ぜひ、リーディング、リスニングを毎日の習慣にしていってください。



おしまい


次回予告:リスニング、リーディングにプラスして、英語力をつけていくために必要なインプットの練習をお伝えします。


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