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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第37号



 

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【TOEICは絶対勉強するな!】

〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

Vol.037

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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。


すっかり冬は終わり、少し汗ばむような陽気になってきましたね。あちこちで桜が満開になっていることでしょう。私もアメリカ人の友人と一緒に、宮ケ瀬湖の側にあるあいかわ公園でお花見をかねてピクニックにでも行ってこようかと思います。あなたはどちらでお花見を楽しまれるのでしょう?


それでは、第37回目早速、いってみましょう。

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       【本物の英語力への道】

       〜英語学習の王道を極めろ!〜

         リーディング編
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    ☆挫折しないためのリーディングの準備


リーディングもリスニング同様に挫折しやすい英語学習の一つです。そのため、リーディングも挫折しないように、ある程度の教材を最初にそろえてしまうことが必要です。


毎日の生活の中で、「時間ができたら読もう」では、結局いつのまにか読まなくなってしまいます。そのように漠然とリーディングをするのではなく、「これだけの量の英語を読もう!」と先に読む教材をそろえてしまえば、それを全て読みきる、という目標に向かって進んでいくことができます。


日本にいながら英語力をつけるということは、実は、かなり大胆なことなのです。日本にいる限り、仕事でどうしてもという方以外は、「基本的に英語が必要ない」からです。日本語の環境の中では、「英語が読めなければ死ぬ」とか、「英語が話せないと生活もできない」という切迫した状況が存在しません。


つまり、英語を使わなければならないというニーズ(必要性)が低いのです。その中で、ただ漠然と英語力をつけようとしてみても、なかなか身につきません。


そのような環境の中で、本物の英語力をつけていくためには、「綿密な計画」が必要となります。それは、この教材準備準備からスタートします。




     ☆年間5000ページ英文が読めますか?


では、1年間でどのくらいの英語を読んでいったらよいのでしょう?


これは、どのレベルの英文を読むか、そのジャンルによっても変わってきますが、目安としては、1日約10ページ、時間にして毎日30分〜1時間はかける必要があります。1日約10ページということは、365日続けたとすると、それだけでもう3650ページにもなります。このメルマガの読者は5000ページを目標にがんばってみてください。(5000ページというとどのくらいかというと、300〜400万語くらいですね(さらっと書きましたが、結構すごいです(^^;))。


3000〜5000ページと、1年間に読む量を合計してみると大変多く聞こえますが、実は、毎日のリーディングの少しずつの積み重ねで達成することができます。英語力のない方は、最初は5ページでも構いません。英語力が付いてきたころに15ページ読めば、平均して1日約10ページを達成することができます。


また、訳して英文を読んでいたときと違い、英語で考える頭ができた後は、英語を一切訳さず、辞書も引かず読んで行くことができるようになるので、意外と速く読めるようになります。ですが、そうは言っても、最初はなかなか速いスピードで読むのは難しいので、実践練習の中で、大量の英語に触れながら、
語彙力をつけ、語感を磨き、訳さずに英語を理解するスピードを上げていきましょう。


ではここで、下記のような自己宣言をしてしまいましょう!



          自己宣言


  【私は1年間で英語を5000ページ読みます】



英語力をつけるためには、「決意」が大切、と以前『英語学習の黄金律』で書きましたが、このような具体的な「決意」も非常に重要です。人間は、心の中で決めたことしかできません。上記のように自己宣言することにより、「漠然とした英語学習」から、「具体的な英語学習」へと切り替えていきましょう。


リスニング、リーディングを主軸とした大量インプットにより、英語を自由に操る「基礎英語力」が培われますので、今後1〜5年間は英語を読みまくってくださいね。




        ☆そろえる教材の種類


大量の英語を読むからといって、いきなり分厚いペーパーバックを読むのはあまり賢い選択だとはいえません。最初の3ヶ月は、レベル的には易しいものを選び、まずリーディングの習慣をつけることを目標にしてください。


ですから、子供用の絵本や、欧米の子供が見るサイトなどからダウンロードしてきたものが良いでしょう。そのような英文は、英語自体が難しくなく、英文の量も多くないので、短時間で集中力を途切らせずに読みきることができます。


多くの方が「よし、英語の本を読もう」と決意しても1週間と持たないのは、いきなり300ページのペーパーバックの小説や『TIME』『Newsweek』などの難しいものにチャレンジしてしまうからです(以前に書いたハリーポッターの方と一緒ですね)。


子供用の絵本のようなものであれば、簡単に読みきれるので、挫折することはまずありません。初めのほうこそ「がんばらなくてもできるものなら簡単に続けることが出来る」という成功法則を活用してください。


そして、3ヶ月ごとにレベルを見直し、少しずつやりがいのある、自分の英語レベル(英語年齢)より少し上のものを、量を増やしながら読んでいくといいでしょう。


具体的には、「簡単な短い英文」→「簡単な長い英文」→「難しい短い英文」→「難しい長い英文」というように移行していきます。


また、様々な文体に慣れていくために、一つのジャンルや著者に偏らずに、様々なジャンルの英語に触れていくことも大切です。


ですから、最初は手当たり次第に読む「多読、乱読」をします。そして、英語を読む事が問題なくできるようになったら、自分の興味のあるものを掘り下げて読んでいけばよいのです。それまでは、広く浅く読みながら訳さずに速いスピードで読めるように練習することが目的である、ということを忘ないで下さい。




      ☆無料で必要な教材をそろえる。
 

リーディングもお金をかけずに教材をそろえていくことができます。3000〜5000ページもの教材を買ってそろえようと思ったら、かなりのお金が必要になりますので、それを無料で大胆にもそろえてしまいましょう。お金をかけずに手間をかけて英語力アップしていく方法を考えてみると、以下のことが挙げられます。



(1)図書館で借りる


意外と利用されていないのが図書館です。私たちの税金が図書館を支えているわけですから、これを利用しない手はありません。大きな図書館になれば、洋書のコーナーがあり、それこそ、ありとあらゆる種類の本が無料で借りられます。しかも、2週間くらいの期限がありますので、それまでに読み終えようという気持ちも出てきます。


私はよく、自分の子供たちに読んであげる子供向けの絵本を借りる事が多いです。皆さんもぜひ、児童図書のコーナーに行ってみてください。今、子供英語がブームなためか、すごい量の英語の絵本がありますよ。


子供向けの絵本の英語は単語が易しく、絵も多いため、イメージと英語を結び付けるにはもってこいですし、ある程度の量を読んでもほとんど疲れません。また、たくさん読み進めていくと、「たくさん英語を読んだ」「自分は英語が読めるのだ」という自信にもなります。大きな成功(本物の英語をマスターする)のためには、この「小さな成功の積み重ね」が大切なのです。


子供用の英語といえども、英語としてはネイティブの書いたものを選べば(中には、日本語の原文を日本人が英訳しているものもありますので気をつけてください。そのような絵本はひどい英語が多いです)、確実に基礎英語力をつける事ができます。


絵本などで英語を英語のまま読むことに慣れてきたら、その後、定期的に図書館に通い、面白そうな本をリストアップしておけば、お金をかけずに、大量の本を読むことができます。(本当に図書館は宝の山です。私も今日また行ってみようと思います。(^^))



(2)本屋さんで買う(立ち読み)

これは、あまりお奨めしません(本屋さんごめんなさい(^^;))が、大手の本屋さんなどの洋書コーナーであれば、あまり睨まれずに(大切ですね(^^;)30分〜1時間ほどは立ち読みができると思います。もちろん、英語がスムーズに読めるようになったら、その本屋さんでたくさんかって売り上げに貢献してあげてください。もしくは、普段買う雑誌や本をその本屋さんで買うようにすればいいですね。


本屋さんは、インターネットと違い、絵本や雑誌、新聞から専門書まで、買う前に、実際に手にとって確認できるのがいいです。そして、これは時間をかけてでも読みたいという良書に出会えば、買ってじっくり読まれるといいでしょうし、そうでないものは、その場で読んでしまえばいいのです。


英語で書かれた本の中には、日本語に訳してしまうと、本来のメッセージのインパクトがなくなってしまうものや、まだ日本語訳されていない良書がたくさんありますので、英語の原文を訳さずに読めるようになると世界が広がってきます。



(3)古本屋さんで買う


これはお奨めです。今は昔と違い、大型店舗を持つ古本屋さんがたくさんあります(私もよく利用し、先日は5時間かけて20冊買ってしまいました。それでも3000円しか使っていません。驚きですよね(^^)v)。その古本屋さんの片隅にあるんです、洋書コーナーが。ペーパーバックなどは1冊100円で買えます。


絵本などは意外と高く(需要があるのでしょう)、1冊500円位する場合もありますが、それでも新品を買ったり、外国から取り寄せたりするよりは手間もかかりませんしお得だと思います。


そして極めつけは、そのような洋書を取り扱っている古本屋さんであれば、自分が読み終わった英語の本を売ることができるのです。英語の本はよほど気に入ったものでなければ、何度も読むことはしませんし、練習として読んでいたものですから、中には面白くないものもあるわけです。そのような本を売り、次の本を買う資金にすれば、かなり得します。


最近はインターネットでも古本(second hand)を取り扱ってきていますので、まとめてamazon.comなどで買うのも、安く英語の本を手に入れる方法ですね。



(4)インターネットからダウンロード


インターネットに接続できる環境にあるのであれば、これも使わない手はありません。インターネットではそれこそ、手に入らない英文はないというくらい充実しています。子供用の物語から、ニュース、科学、音楽、スポーツとありとあらゆるジャンルの英語がそろっています。インターネット上の85%以上が英語でコミュニケーションされているわけですから当然といえば当然なのですけどね。


これらの中から、自分の気に入ったサイトをお気に入りに保存しておき、毎日そこのサイトをチェックする習慣をつけていけば、英語力もつきますし、同時に、様々な有益な情報を得ることも可能です。ぜひ活用してください。


私のもう一つのメルマガ「英語はここで身につけろ!」はそのような、英語学習に役立つサイトを、私が一つ一つ確認して配信していますので、良ければ、ご利用ください。


【英語はここで身につけろ!】を登録する場合はこちら ↓

< https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=4948 >


バックナンバーを読んで勉強してみたい方はこちら ↓

< http://www.1till.com/englishmasterprogram.html >

(開いたページの左側にあります))



(5)雑誌を定期購読する。


日刊新聞、週刊新聞、週刊誌などを定期購読すると、多少お金がかかりますが、定期的にそれらが送られてきますので、それが良い意味でプレッシャーになり、がんばって読むように習慣付けることにつながります。


しかし、そのようなプレッシャーに負けて、バックナンバーがたまってしまうと、罪悪感を感じてしまうようになることもありますので、それなりの覚悟ができたときにチャレンジするようにしてみてください。


最初は、週刊の日本の英字新聞(Asahi Weekly, Mainichi Weekly, The Japan Times Weekly)などが簡単でいいでしょう。取り扱っている記事が日本のものですし、多少分からない単語があっても、その記事の背景を日本語で知っているので、内容を推測しながら読むことができます。


また、週刊であれば、次に送られてくるまでに、1週間余裕があるので、主要な記事に眼を通しておくことが簡単にできます。また、仮に読んでいない部分があったとしても、次の週の分がきたらそのまま移行していけば、バックナンバーをためてしまう、という罪の意識を感じずに読み続けることができるでしょう。なれてきて、週刊では物足りないと思ったら、日刊にチャレンジするなど、少しずつ難しいものに移行していけば、スムーズに行くと思います。


(実際のリーディングの注意点には入れなかった・・・次回!)



おしまい


次回予告:実際にリーディングの練習を行っていく際の注意点を見ていきます。これを意識する、しないでは、リーディングの成果が何倍も変わってくることでしょう。


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