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 「英語で考える頭」とコーチングで英語を完全マスター                 イングリッシュ・マスターズ倶楽部






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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第29号



 

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【TOEICは絶対勉強するな!】

〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

Vol.029

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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。


もう春ですね〜。あちこちで梅が咲き、素晴らしい香りを漂わせています。今日も車を運転しながら、窓を開けたら、とても気持ちのよい風が吹いていました。決して寒くないのは、もう冬が終わった証拠でしょう。さあ、桜が咲くのが待ち遠しいですね(^^;)。


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それでは、第29回目早速、いってみましょう。

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       【本物の英語力への道】

      〜 英語学習の王道を極めろ! 〜

         リスニング編
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        ☆挫折しないためのリスニング準備


英語で考える頭の練習をしているときに、このリスニングの準備だけはきちんとしておきましょう。ただ漠然と、たくさん英語を聴こう、たくさん英語を読もうと思っているだけでは、多分90%以上の人が途中で挫折してしまうからです。


私も、英語力がないときに、「リスニング力をつけよう!」と思い立ったとき「だけ」ラジオの英語を録音し聞いたりしていたのですが、結局続きませんでした。


私の例が指すように、これは明らかに準備不足から来る挫折です。あらかじめ聞くべき教材をある程度そろえておけば、後は毎日機械的に耳にイヤホンを突っ込むだけですむので、楽に長続きさせることができます。


山を登るとき、何も考えずに山を登る危険性を考えてみてください。基礎体力があるだけで、山登りの装備やルートの確認、どのくらいのペースで登り、休憩するのかなどを決めずに、Tシャツ1枚で登り始めたら、山が高ければ高いほど、途中で遭難するか、引き返してくる羽目になります。


自分がこれから、どれくらいのレベルの英語を、どのくらい量とペースで、どのくらいの期間聞き続けるのかということを「最初」に決めてしまうのです。



決めるだけではなく、それだけの量の教材を作ってしまいます。そうすれば、後は、自分の決めたペースにしたがって教材を「交換」していくだけとなります。楽に長く続けることができるような「仕組み」をまず作っていきましょう。



     ☆無料で高品質のオリジナルリスニング教材を作る


前回、「大量の音のインプットをしましょう!」といったものですから、読者の方の中には、「え〜、またリスニング教材にお金使うの〜」なんて嘆かれた方もいらっしゃったのではないでしょうか?


ご安心ください。この技術の進歩した21世紀は、非常に恵まれています。ラジオをつけても英語の番組がやっていますし、衛星放送やケーブルテレビをつければ、海外の番組も見られます。


そして、インターネットにアクセスすれば、どんな世界の言語もライブで聴くことができます。また、DVDの普及により、映画の英語も英語の字幕つきで見られるなど、ひと昔からは考えられないくらい充実しています。


生きた英語教材がこれだけ無料に近い状態で手に入るのですから、市販のリスニング教材に高いお金を払う必要はないのです。


しかし、逆にありすぎてしまって、何から手をつけたらいいのか分からないのかもしれません。どのようにリスニング教材を集めていくのか一つ一つ確認していきますので、参考にして、半年〜1年分の教材をまず用意してしまいましょう。


             【必要な機材】


(1)録音可能な機械:i-Pod、MP3プレーヤー、録音MD・テープレコーダー)  (※もしくは、PCのCD−R/RWでもいいです。)


i-PodやMP3プレーヤーが普及してきて、かなりネット上の音声ファイルを自由に加工して楽しむことができるようになってきたと思います。多くの方が音楽を楽しむために使っているかもしれませんが、それらを活用すれば、実質、英語教材は無限にあるといっても過言ではありません。


もしまだ持っていない方がいたら、すごく便利ですので、ぜひ買って見てください。かなり安くなっていて、2〜3万円くらいでも、かなり機能が充実したものが買えます。


MP3プレーヤーなどを持っていない場合は、お使いのPCでCDを焼くことができれば十分英語教材を作ることが出来ますし、昔ながらの録音できるテープレコーダーなど、録音できるものをお持ちでしたらそれを使っていただいても結構です。安いものでも、スピーカーの前において録音すれ十分使えます。



(2)持ち運びのできるプレーヤー(ウォークマン)


次に必要なのが、録音した音声教材を聞くためのコンパクトプレーヤー(ウォークマン)です。これがあれば、電車の中や、歩きながら、食事を食べながらでもどこでも英語の学習ができます(MP3プレーヤーなどは元々小さいですので、簡単に持ち運びができますね)。


私の主催する「イングリッシュ・マスターズ倶楽部」の会員の方もそうですが、非常に忙しい方が多いです。そんな中で効率的に英語学習をしようと思ったら、細切れの時間、もしくは無駄になっている時間をうまく利用する事が必要です。


英語の学習をするために、机に向かう必要はありません。特に音のインプットはどこででもできますので、ぜひ持ち運びのできるウォークマンを利用して下さい。



(3)DVDプレーヤー


これをお持ちでない方は英語学習に関してものすごい損をしています。安いものでは、5000円くらいから買えますので、ぜひ買ってみてください。英語学習者にとってはまさに夢のマシンです。



(4)CD−R/RWを作れるコンピューター


インターネットからダウンロードしたときにMP3のファイル形式のものや、WAV形式のファイルであれば、直接CDを作成できます。上記のものも全て含めて、著作権上の問題がありますので、あくまでも個人の利用の範囲内でやってくださいね(何か問題があっても私は責任をとりませんので、各自の責任の範囲内で行ってください(^^;))。音質もいいですし、手軽に作成できるので、非常に便利ですね。




        ☆インターネットから録音する。


まず、手軽に生の英語が手に入れられるのは、まず、インターネットでしょう。インターネットの英語のニュースのサイトなどに行けば、必ず音声付の記事があります。それを再生したものを録音すれば、それで簡単に生の英語教材が出来上がります。


これらのインターネットで使えるサイトは、私のもう一つのメルマガ「英語はここで身につけろ!」でたくさん紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。


まだ登録されていない方はこちら ↓

メルマガ登録ページ < http://www.1till.com/eigohakokode.html >



         ☆テレビ・ラジオから録音する


衛星放送やケーブルテレビなどをお持ちであれば、CNNや衛星放送の番組から直接録音することもできます。地上波で放送されている洋画もステレオの副音声にして録画すれば英語教材になります。


また、東京近辺のみになりますが、米国軍の家族向けに放送されているAFN(以前のFEN)も活用できます。このラジオは、アメリカ人による、アメリカ人のための、アメリカ英語を聞かせるプログラムなので、スピードも速く、本格的な英語に触れたい方には最適です。1分間に約170語くらいなので、ある程度リスニングをこなしていかないとついていけないように感じるかもしれません。



           ☆DVDから録音する


映画を教材にしたものがたくさん販売されていますが、このDVDの普及によって、もう売れていないのではないかといわざるを得ないくらい、DVDの機能は優れています。


まず、映像がきれいなのは言うまでもなく、英語の音声だけが流れてくる日本語字幕付のビデオとは異なり、「英語の字幕」をつける事が可能です。ですから、今まで、はっきり分からなかった部分も、英語の字幕に直せば、スペルや単語を確認できますし、音だけに集中しようと思えばその字幕を消したりすることもできます。


また、このメルマガでは「日本語を介さずに英語を理解する」という方法を教えているのでタブーですが、英語のまったく分からない方向けに日本語の字幕や、日本語音声にまで変える事ができるので、まさに万能といってもいいでしょう。


このDVDの音声を直接録音することができる機械があれば、それだけで音声教材には困りません。


私が英語を学んでいたころは、洋画劇場などがあるときに、副音声にしたテレビの前にテープレコーダーを持ち構え、映画の間にあるCMのたびに一時停止を押したりしていましたが(すごいアホらしい姿ですね(^^;))、それは悲惨でした。ちょっと気を抜くと、一時停止を戻し忘れていたり、家族の声が間に何度も入っていたりしていましたし、「何よりも音声が悪い」というのが一番のネックでしたね。


DVDから直接録音してしまえば、後は、録音の最中にその映画を見てもいいですし、他の事をしていてもかまわないのです。きれいな音質の教材が何の苦労もなくできます。


一度映像を見た映画であれば、後は音声だけでも、そのシーンが、まるで見ているように頭の中に浮かぶので、イメージと音を結びつける「英語で考える頭」の最高の練習になります。


英語名人の松本道弘氏は私よりもさらに30歳以上も年が上ですが、彼がまだ英語ができない頃などは、テレビでは英語がやっていなかったのでしょう、映画館で英語のリスニングの特訓をしていたそうです。松本氏がまだ学生の頃のことをこう書いています。


「映画館が神聖な道場となり、『お願いします』と頭を下げ、終わって出るときに『ありがとうございました』と、再び頭を下げていた。」



松本氏の真剣さが伝わってくる言葉ですが、この時代のことを考えると、レンタルビデオ屋さんで300円程度で好きなDVDが簡単に借りられ、さらに、それを録画したり、録音したりして、即席英語教材が作成できるわけですから、現代の語学学習者は恵まれすぎているといっても言い過ぎではないでしょう。


しかし、どんなに恵まれていても、まだまだ英語が聴けない、読めないという方が多いのは、英語習得が「教材の良し悪し」ではなく、「正しい学習法」と「本人のやる気」にかかっているのだということの確認になりますね。


話がずれましたが、映画が英語学習に最適なのは、もちろん、映像がついていて、視覚からも情報を得ることができるということもありますが、使われている英語そのもの、また、話し方などが、ニュース番組とは違い「自然だ」ということが挙げられます。


ニュースでは、スピードが多少速くても、「きれいな声」で「明瞭」に話してくれますが、映画では、役柄によっては「こもった声」であったり、「小声」であったり、「怒鳴った声」であったりします。


また、日常の場面の中で使われる様々な、「生きた自然な英語」が飛んでくるのです。それらを聴くことができるということは、その場面に入って英語による擬似コミュニケーション体験ができるので、映画を英語の教材として使うことが優れているといえるのです。


これらの機材を使い、まずは、自分のレベルに合ったものから録音し始め、少しずつレベルを上げながら、様々な分野の英語の教材を録りためていきます。


このときに3か月分くらいを一気にとりためてしまうといいでしょう。個人差はありますが、一つの教材の音が拾えるようになったら次の教材というように変えていくので、平均2週間に1本(1本を60分だと考えます)変えるとすると、3か月分では6本になります。


この6本の教材を順次聴いていきながら、様々なジャンルの英語を取りためていき、年間20〜30本の音声教材を作成します。もし、これをCD音声教材として買ったとしたら、何万円もかかってしまうことでしょう。それが無料で手に入るのですから、使わない手はありません。


もちろん、自分で録音するのは、多少手間がありますが、その手間をかけてリスニング教材を作成している間も生の英語に触れているわけですから、それもリスニングの練習となります。英語を聞く練習だと思いながら作成してみてくだ
さい。


言語の習得は最低1年間から3年間かけて行うものであり、高い山を登るように長い道のりのです。その中で何よりもこのスタート段階の準備が、これから先うまくいくか、途中で挫折するかを決定しますので、あせって進めることなく、1ヶ月くらいかけて一つ一つ教材をそろえていきましょう。




おしまい


次回予告:今回のメルマガを参考にして作成したオリジナルリスニング教材を、どのように使うと効果的にリスニング力が上がるのか、その具体的な方法をお教えします。


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