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 「英語で考える頭」とコーチングで英語を完全マスター                 イングリッシュ・マスターズ倶楽部






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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第21号



 

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         【TOEICは絶対勉強するな!】

      〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

              Vol.021

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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。

今日も元気に、TOEICの勉強をせずに飛躍的にスコアをあげていきましょう。



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最近は本当に忙しく、仕事を追いかけまくっている感があります。テレビは昨年11月から一切見ないようにしていますが、それでも時間が足りません。まあ、アセっても仕方がないので、やるべきことを毎朝手帳に書き出して、一つ一つクリアしています。でも、夢に向かって突き進みまっす(^^)!


それでは、第21回目早速、いってみましょう。(今日も長いっス、コーヒーかお茶、+お茶菓子をご用意してどうぞ(^^;)

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          英語学習の大前提

       【英語は訳さず理解しろ!】

       〜 Think In English のすすめ〜

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     ☆英語で考える頭のもう一つの効果とは?



前回までで、英語を日本語に訳すことなく直接理解する「英語で考える頭」は、英語の音、もしくは文字が頭の中に入った瞬間に「イメージとして英語を理解する頭」だ、ということは説明しました。


実は、この「英語で考える頭」には、訳さずに英語が理解できるようになることともう一つ、すごい事ができるようになる効果があるのです。それを知っておくと、より早く、効率的に「英語で考える頭」が出来上がりますので、実践編に入る前に説明しておきたいと思います。


そのもう一つの効果とは、



          【右脳で英語を学習し始める】



ということです。最近、「右脳の〜」という言葉を良く聞くので、知ってらっしゃる方も多いかと思います。ですが、右脳のことをあまり知らない方は、「えっ?それがどうかしたの?」と思われるかもしれません。



あなたの右脳は、とてもすごい事ができるのです。



右脳に関して少しご説明しましょう。


1981年にノーベル賞を受賞したアメリカの大脳生理学者、ロジャー・スペリー教授の発表した「左脳と右脳の役割分担」によると、左脳は、言語、計算、論理、分析、順序、直線性、リストなどいわゆる学術的な活動を司っているといわれます。そして、右脳は、イメージ脳とも呼ばれ、音楽、図形、リズム、イマジネーション、感覚、直感など、いわゆる芸術的な活動を司っているというのです。


「左脳は言語を司っているのだから、左脳でやればいいのだ」というのが今までの理論でした。ですから、英語を勉強するほとんどの人が、学校で学んできたことや、本で読んだ知識などで得た情報を、左脳で理解、分析し、英語学習に生かそうとしてきたのです。


ところが、左脳というのは、あくまでも右脳にインプット(入れること)された情報をどのようにアウトプット(出すこと)するかという部分ですから、情報を「蓄積する」ことには本来適してはいないのです。


つまり、言語の習得には欠かせない、「覚える」という行為は、左脳がとても苦手とするところなのです。にもかかわらず、一生懸命、漢字とスペルで、左脳を使ってがんばって覚えてきたのです。


その結果・・・


中学、高校と最低6年間は英語をやってきても、ほとんど覚えていないのです。というか、受験が終わり、大学に入ると急速に忘れていくのです(実は私がそうでした(^^;)


今回は、話が難しいので、ここでブレイク、


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けんじのヨモヤマ話(ヨタ話ではありません)


あれは確か大学に入って最初の英語の試験でした・・・


久しぶりの英語の試験ということで、緊張した面持ちで、まだ見てはいけないため裏側に向けて配られた試験問題を受け取り、開始のベルが鳴るのを待っていたのです。


そして、いよいよ、試験開始のベルが鳴り、英語の達人(英語マスター)を目指そうと考えていた私は、「ぜひとも高得点を」と気合を込めて答案をめくりました。


次の瞬間、最初の問題を見て腰を抜かしそうになりました。


な、な、なんと、最初の問題が「これ」だったのです。


1.次の( )に入る適切な英語を入れなさい。


  I like ( ).  私は猫が好きです。


「・・・・・・・」


しばらく動けなかったのは、私だけではなかったでしょう。それにしても、大学の英語の授業って何のためにあるのでしょうか?(まあ、こんなことは、多分あのクラスだけのことでしょうが・・・)


おしまい

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学校時代に誰もが経験することの中に、「一夜漬け」というのがあります。私も、何度これをしたか分かりません。普段何も勉強しないで、試験直前になり、徹夜で次の日の試験範囲を覚えまくるのです。


しかし、仮にそれで少し点数が上がったとしても、試験が終わり、1週間もするとほぼ全部忘れてしまっていました。これが、「左脳」に無理やり詰め込んだ状態です。(効率の悪い「左脳勉強法」について、詳しくはバックナンバーNo.5< http://www.1till.com/backnumber05.html >を参照。)


ところが、右脳は、この「覚える」ということに非常に優れた能力を持っているのです。


左脳と右脳ではどのくらい情報の処理能力が違うかというと、左脳は、毎秒約「40ビット」(コンピューターに詳しくないので、どのくらいかは説明できませんが)の情報しか処理できないのに対して、右脳は、その250万倍、毎秒約「1000万ビット」を超える高速の情報処理ができるそうです。


右脳研究の第一人者である七田眞氏は、その著書『七田式超右脳英語勉強法』<http://tinyurl.com/f1i1>でこう言っています。


「左脳の記憶は質の悪い記憶ですぐ忘れてしまう記憶です。右脳の記憶は一度見聞きすると完全に覚えて忘れないという驚くほどの記憶です。2つの記憶の能力を比較すると、1対100万といわれるくらい右脳の記憶が優れているのです。」


現在主流のTOEICや、その他の文字による英語教材は、「左脳」にばかり詰め込んでしまう、非効率的な「忘れやすい方法」なのです。それに対し、イメージで英語を理解し覚えていく「英語で考える頭」、右脳の英語学習法は、一度入れたものは絶対に忘れないという「忘れない方法」なのです。


ですから、単に英語を訳さずに理解するためだけではなく、大量に英語を覚えていくためにも、「意識的」に右脳を使い、右脳に英語を「イメージで」入れていくことが欠かせなくなるのです。



ところが、右脳、左脳を意識的に使い分けているわけではないので、いきなり「右脳を意識的に使って英語を覚えなさい」と言いわれても、ほとんどの方が、困惑するだけのではないでしょうか。


しかし、一見難しそうに聞こえる右脳のこのような素晴らしい能力は、普段何気なく使っているのです。


例えば、学生時代を思い出して下さい。歴史上の人物や年号を文字で覚えるのに苦労し、試験の度に大変な思いをして暗記しても、試験終了後、数日たつと忘れてしまっていませんでしたか?


しかし、大人になり、大河ドラマなどの歴史ものを見ると、「覚えよう」などとがんばっていないにも関わらず、登場人物の名前や、家族関係、表情や風景まで含めて、何ヶ月、時には何年経っても覚えているのです。


また、どこかに2泊3日の温泉旅行に行ったとしましょう。旅行から帰ってきて、その旅行の思い出を誰かに話すときはどうでしょうか?


「私は2泊3日の温泉旅行に行き、そこで大きな露天風呂に入りました。」


という文字が、この文章のように活字で浮かんできますか?絶対にありえませんね。


ではどのように浮かぶかというと、実際に自分が眼で見てきた「情景」が頭の中に浮かぶのです。どのくらいの広さの露天風呂で、お湯の温度や、一緒に入っていた人、周りの明るさなどが右脳にイメージとして見えるのです。それを表現するときには、左脳を使って分かりやすく伝えられる言葉にして口から出てくるわけです。


ですから、「イメージで右脳に記憶する」という、聞くと非常に難しい行為も、普段何気なく何かを覚える、記憶する際に、もうすでに行っていることなのです。子供のころの思い出一つとっても、文字で浮かんでくるということは無いのです。記憶はほとんど全て、イメージで右脳に蓄積されていくものだからです。



子供は語学の天才で、どの国に行っても、いとも簡単にその国の言語をマスターしてしまうというのはよく聞く話です。しかし、それは、頭の中に「文字」が存在していないので、ひたすら出くわす場面のイメージを音と結び付けて覚えていくために、大量の言葉を瞬間的に記憶することができるからなのです。そして、いつの間にかそれを使っているのです。


「子供はそうかもしれないけど、ずっと文字で英語を勉強してきた私には無理だわ。」なんて言わないで下さいね。この右脳を活用して英語を覚えていくことは、大人でも十分できますし、逆に経験と結び付けてイメージを結びつける能力は大人のほうが優れていたりするのです。


子供のほうが人生経験が少ない分、ストーリーを経験と結び付けて覚えることができません。瞬間的に単純なことを覚えるのは早いですが、実は、何かをイメージして覚えるのは、大人のほうが得意なのです。


「大人のほうが、記憶が優れている!」というのは、にわかには信じられないかと思います。


では、例を挙げましょう。


子供と一緒に、どこかに旅行に行ったとします。大人は、夕食で出てきたおなべの中身や、どんな人と出会ったか、まではっきり覚えているのに、子供は、「夕食を食べたな」くらいしか覚えていないものです。数年もしたら、そこに行ったということすら覚えていないかもしれません。


ですから、「大人になったら頭が固くなる」などという「ウソ」を信じずに、何時までも柔らかい「右脳」を使って英語をイメージで覚えていってください。



           すごいことになりますよ。



最近私も、英語の辞書を丸ごと覚えようとしているのですが、イメージで覚えているので、一度調べたものは、その場で瞬間的に覚えられますし、2〜3ヶ月たっても、どのような例文が書いてあったか、というところまで覚えています。これは、瞬間的に右脳にイメージ情報として英語を入れられるようになっているからです。


私の例だけではなく、先ほどの右脳研究の七田氏が、1999年の8月に中学生8人を対象に行った高速大量単語記憶の実験のことをご紹介しましょう。


その実験とは、高校受験用の1000単語を高速でイメージしながら覚えていくというものでした。その結果は、まさに驚くべきもので、1日約30分で250語を記憶し、4日間、合計2時間ほどで、全員が1000単語を記憶してしまったそうです。


T.I.E.(英語で考える)外語学院の学院長である、ボブ西崎氏は、その著書、『失望させない英会話』< http://tinyurl.com/f1kt >でこう言いっています。


「英語を勉強するのには、日本語ではなく英語の意味をイメージ(ビジュアライゼーション)しながらやるのが最も効果的と断言できます。」



また、『英単語イメージ改革』<http://tinyurl.com/f1ma>の著者である稲村氏は、その本の第1章で、


「今までの記憶法を今すぐやめよ、記憶力に優れる人だけが英語に強くなる、記憶力に優れた人はイメージ化して覚えている。」と書いています。



このように、イメージの力は語学をマスターするための最強のツールとして誰もが使っていくべきものなのです。もう、スペルの丸暗記や文法など、旧石器時代の学校英語の左脳型勉強法は、今日限り捨ててしまってください。


英語を訳さずに、瞬間的にイメージで理解できるようになったときに、一度調べた単語、文章が一生自分のものになるとしたら、英語がすごく楽になると思いませんか?


このメルマガの読者は、一日も早く、左脳を使う「学校英語の頭」から、右脳を使う「英語で考える頭」に変えていきましょう。その頭を作ることは、今回学んだように、それほど難しいことではなく、皆さんが普段から何気なくやっていることを、英語に応用するだけなのですから。


おしまい


次回予告:英語をマスターするために必要なイメージの力を120%解放するための、効果的な教材(といっても、教材を売りつけるわけではありません、ご安心ください(^^;)を使った実践方法に突入していきます。

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(齋藤 兼司)