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 「英語で考える頭」とコーチングで英語を完全マスター                 イングリッシュ・マスターズ倶楽部






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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第20号



 

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         【TOEICは絶対勉強するな!】

      〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

              Vol.020


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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。

今日も元気に、TOEICの勉強をせずに飛躍的にスコアをあげていきましょう。



それでは、第20回目早速、いってみましょう。

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          英語学習の大前提

       【英語は訳さず理解しろ!】

     〜 Think In English のすすめ〜

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       ☆英語を訳さないで理解するとは?文章編


Vol.18で、単語のレベルで英語で考える頭をご説明しましたね。覚えていますでしょうか?それでは復習です。次の日本語を声を出して、今一度、読んでみてください。


「SMAPのキムタク、お好み焼き、海、馬、きれいなお花畑、料理をする」


大丈夫でしょうか。読みながら頭の中に、それぞれの「イメージ」が浮かんできましたね。しかも、「一瞬」で。ですから、日本語を訳さずに理解すると言うことは、


    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    ┃日本語の音(文字)が頭の中に入ってきた瞬間、┃
    ┃  その言葉がイメージに置き換わること。  ┃
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  


ということを学びました。ですが、上記の例はあくまで単語のレベルですから、ある意味単純で、理解する事はそう難しくはないのですが、英語には、複雑に入り組んだ文章などもあります。ですから、「文章のレベルで英語を考えましょう」というと、ついつい、「英文解釈の頭」に戻ってしまい、


「どうしたらいいの?」


なんていう方がいらっしゃるのではないでしょうか?ですので、今回は、次ステップ、「文章のレベル」で英語で考える頭の作り方について、学んで行きましょう。では、いきなり質問です。



文章のレベルで英語で考える頭とはどんな頭でしょうか?(考えてから、スクロールしてくださいね。)



これも、以前お話したように、私たちが普段日本語の文章を理解するときに行っていることを英語でやったらいいだけです。何も難しくはありません。(答えを知るまでは、難しく思われるかもしれませんが・・・)質問の角度を変えましょう。



あなたは普段、どのように日本語の文章を訳さずに理解していますか?



非常に簡単です。次の文章を読んでみてください。



    「小さな女の子が公園で遊んでいます。」



どうでしょうか?頭の中で何が起こりましたか?そうですね。「語順通り」に、公園で遊んでいる女の子の「1枚の絵」が出来上がりましたね。別に後ろから訳して理解するなんていうばかげたことをしなくても、ただ素直に、頭の中に入ってくる日本語の語順通りに、イメージを重ね合わせて「1枚の絵」ができるのです。


    1       2      3
 【小さな女の子】+【公園】+【遊んでいる】=【1枚の絵】


英語(に限らず何語でも)を文章のレベルで訳さない頭もまったく同じです。素直に、「語順通り」にイメージを次々と重ねて「1枚の絵」にしていくだけなのです。


    「A little girl is playing in the park.」


    1       2        3
 【A little girl】+【is playing】+【in the park】=【1枚の絵】


この文章をネイティブスピーカーが読むときは、頭の中では、このような事が行われています(もちろん無意識に、自然にですが)。では、少し細かく見ていきましょう。


まず、「A little girl」を読んだ瞬間に、「小さな女の子」を頭に浮かべ、次に、「is playing」を見て、その女の子が「今まさに遊んでいる姿」が浮かびます。このときは、場所や状況が分かりませんから、何かおもちゃかお人形さんを手にとって遊んでいる姿をイメージしているかもしれません。そして、最後の「in the park」の部分を読んで、その遊んでいる女の子を、部屋の中ではなく、「公園の中」に入れてあげるだけです。


   【日本語の語順:(1.女の子 2.公園 3.遊ぶ)】


   【英語の語順: (1.女の子 3.遊ぶ 2.公園)】


となるだけで、基本的に頭に浮かんだ単語レベルのイメージを「語順通り」に重ねて「1枚の絵」を頭の中に作るという作業はまったく一緒です。やっている作業が、日本語だろうが、英語だろうが同じなわけですから、訓練すれば、できない人など一人もいません。


今まで1200人以上に「英語で考える頭」を教えてきましたが、「この人には絶対無理だな」とさじを投げざるを得なかった人は一人もいませんでした。もちろん、自分からさじを投げてしまった人がいたことは残念でしたが・・・。(購読者の方は、しっかりと自分のさじをつかんでおいてくださいね(^^))



         ☆英語も日本語も一文一絵


このように、一つの文章を一枚の絵として理解することを「一文一絵」と言います。この「一文一絵」を英語でやってみると、最初は、非常にゆっくりとしかできません。しかし、それで良いのです。何事も新しいことを行うときは、それほど速いスピードではできないものです。


私がワープロの「ブラインドタッチ」を練習していたときには、最初、非常にゆっくりとしかキーを打てず、「ワープロを打っている」というよりは、「パズルを解いている」人のようでした。一語打とうとするたびに、そのキーを捜すのに眼をキョロキョロさせていました。そんな具合ですから、一行打つのに、3分〜5分はかかっていました。


ところが、練習する量が増えていくたびに、少しずつキーの場所を覚えていき、次第に、打ちたい文字を考えてから、目でそのキーを探し、指を動かす、というレベル(意識的に行うレベル)から、打とうと思った瞬間に指が動く、というレベル(無意識に行うレベル)に移行してくるのです。


             ┏━━━━━┓ 
   【意識的レベル】─→┃大量の練習┃─→【無意識のレベル】
             ┗━━━━━┛ 


頭も筋肉の一つだと思って練習し始めると、最初は、英語の語順通りにイメージを重ね合わせていくことに、非常に時間がかかります(スローすぎてもどかしいくらいかもしれません)。


ですが、上記のワープロの例のように、たくさんの「量」練習していくことにより、次第に瞬間的にイメージが重なるようになっていきます。そうすると、速いスピードで英語が音(文字)として頭の中に飛んできても、そのスピードにおいていかれることなく、イメージ化しながら理解していくことができるようになります。(目標達成までの道がぼんやりとでも見えてきましたか?)


そうすると、英語を聴くときにがんばらなくなります。(リスニング力がないと、英語を聴くときになぜか肩に力が入っちゃうんですよね。)ですが、日本語でニュースを聞いている場合、がんばりません。がんばらなくても、何か、他の作業をしていても、テレビから、「昨夜、東京都大田区で火事が・・・」なんていう声が聞こえてくると、頭の中に無意識に「家が燃えているシーン」が浮かびます。


同様に、英語を瞬間的にイメージできるようになると、他の用事をしていても、耳に英語が飛び込んできて、「Thousands of trees were lost in the forest fire.」と聞いた瞬間に、黒い煙を上げて燃えている山を想像できるようになるのです。はっきり言ってがんばりませんし、集中力もいりません。自然とイメージになっちゃうのです。


あるメソッドで、英語を語順通りに「日本語に訳して」理解しようというものがあるそうですが、残念ながら、英語を日本語に訳す時点でおいていかれる可能性が高いですし、頭を使って訳して理解するわけですから、もう大変です。日本語にあえて訳すのは「時間の無駄」以外の何者でもありません。瞬間的にイメージで理解したほうが、何倍も早いはずです。ですから、「語順通り」というだけではなく、日本語に訳さず瞬間的にイメージだけで捉えていくことが、英語で考える頭には大切になります。



文章のレベルで英語を訳さないで理解するときに。もう一つ重要なことは、言葉の塊、「Unit of Information」という考え方です。語順通りに理解したらいいからといって、一つ一つの単語をバラバラのままにしていては、イメージ化してつなげるだけでも大変です。


ですから、最初、ゆっくりやっているうちはバラバラでもいいのですが、慣れてきたら、「A little girl」を【A】【little】【girl】と分けてイメージするのではなく、「A little girl」という一つのイメージの塊ごとに捉えるということです。日本語でも、「学校へ行く」を【学校】【へ】【行く】なんていう調子でやっていては、しんどいだけですよね。


常に、英語の文章を理解するときには、どこで「イメージの塊」が区切れているのか意識しながら、1枚の絵を頭の中に作っていって下さい。そうすると、理解するときに、パズルのピースが大きくなりますので、1枚の絵にするときにはそれほど苦労せずに、すばやくイメージ化できるようになっていきます。


さあ、「英語を訳さない頭」の説明はこれくらいにしておきましょう。「英語で考える頭」が特別なものではなく、あなたにも作る事ができる、ということがお分かりいただけたでしょうか?


後は・・・



「実践」あるのみです。実践への突入準備はいいですか?


おしまい


次回予告:「英語で考える頭」を作るための最強のツールをご紹介していきます。これさえあれば、あなたもバイリンガルの仲間入り決定!

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Never wait till things happen, YOU make things happen!

英語力が上がるまで待つのではなく、あなた自身が英語力を上げるのです!

(齋藤 兼司)