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 「英語で考える頭」とコーチングで英語を完全マスター                 イングリッシュ・マスターズ倶楽部






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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第17号



 

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           【TOEICは絶対勉強するな!】

        〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

                Vol.017

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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。

            ♪メリー・クリスマス♪


昨日はクリスマス・イブでしたが、皆さんはいかが過ごされたのでしょうか?私は、毎週通っている教会のキャンドルサービスに参加し、子供達はキリストの生誕劇をやり、とても素敵なクリスマスを過ごすことができました。クリスマスからお正月までもうあっという間ですが、やれることをやって、気持ちよくお正月を迎えて行きましょう。


それでは、第17回目早速、いってみましょう。

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          英語学習の大前提

        【英語は訳さず理解しよう!】

       〜 Think In English のすすめ〜

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お待たせいたしました!いよいよ、このメルマガの中心の話題に移ってきました。本気で英語を身につけようという読者の方を対象にメルマガを書ける事を心から嬉しく思います。その期待に応えられるよう、全力でキーボードを叩きまくりますので、ついてきてくださいね。それでは、いきましょう。


       ☆「英語で考える頭」を作ろう!


TOEICでハイスコアをとる場合、そして、このメルマガの目標である、英語でスムーズにコミュニケーションができるようになろうとする場合、映画のスピードで英語を理解していかなければならないということを話してきました。それができるようになるためには、「旧石器時代の間違った勉強方法」を新しい学習方法へと変えていかなければなりません。


そのために、まずしなければならないファーストステップはこれです。


         【英語で考える頭を作ること】


分かりやすいように言い換えると、こういうことです。


    【英語を訳さずに英語のまま理解できる頭を作ること】


日常会話で話されている速度で英語を理解するために、いちいち日本語に訳していてはスピードについていけません。第7回で、次の例を挙げて、そのことを説明しましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか?


復習してみましょう。


Ken went to the department store to buy a new coat for his mother last Sunday.


これを日本語に訳して理解すると、


「ケンは先週の日曜日に、彼のお母さんのために新しいコートを一着買うためにデパートに行きました。」(あえて直訳のようにしています)となりましたね。日本語に訳した順番を追ってみると、


(1)Ken (15)went (14)to (12)the department (13)store (11)to (10)buy (9)a (7)new (8)coat (6)for (4)his (5)mother (2)last (3)Sunday.


となります。


簡単な一つの文章をこのように「解釈」していては、TOEICのリーディングセクション、パート7の文章1ページ読み終わるのに、いったい何時間かかってしまうのでしょうか?ましてやリスニングでは、ものすごい速さで英語が飛んでくるのに、このような英文解釈で英語を理解していては、普通に話される英語を理解していくことは不可能です。


「英語を訳さずに理解する」ことができれば、速い速度で英語を理解していくことができます。それが、本物の英語力をつけていく大前提となるのです。


「英語で考える頭」を使って英語学習をすると、いちいち英語を日本語に訳しながら学習しているときとは、学習にかける時間が、全く違ってきます。。


英語力をつけるためには、たくさんの英語を読み、聴き、覚える(もちろん、話す、書くも必要です)ということが欠かせませんが、そのときに「訳して英語を解釈する頭」と、「英語を訳さずに理解する頭」とでは、そのスピードの差は10倍以上にもなる場合があります。


例えば、英語を訳しながら読んでいたら5分かかる文章が、訳さずに英語のまま理解できたら、30秒で読めるということはざらにあるのです。その場合、同じ5分間で読んだ英文の量は、1:10となり、「学校英語の頭」のA君と、「英語で考える頭」のB君では、同じ時間で読む、または処理できる英文の量が10倍も変わってしまいます。。


見方を変えると、ある程度の英語力をつけるために必要な学習時間を考えたときに、B君はA君の10分の1の時間で身につけることができるということです(物事はそう単純ではありませんが、違いを表すとそれぐらい違うということです)。


英語学習においては、様々なメソッドが現れては消えていきますが、ほとんどの場合うまくいかないのは、この頭の切り替えがうまくいっていないからです。韓国・日本で何十万部も売れ、ベストセラーになった「英語は絶対勉強するな」< http://tinyurl.com/btwd >でも、ステップ5(最終ステップ)まできちんと終了した方が読者の何%いるかは定かではないくらい、少ない数のようです。


このような良い方法(私は、プラスアルファが必要だと思いますが、上記の本で紹介されているやり方は、正しく行うと大変効果があります)にもかかわらず、多くの方が途中で投げ出してしまうのは、この従来の「学校英語の頭」の切り替えを、まずきちんと行っていない、ということが一つの大きな原因です。


頭をコンピューターに例えると、古いOS(コンピューター)に新しいソフトウェアをインストールするようなものです。古いOS(学校英語頭)にいくら最新のソフト・教材(メソッド)を入れようとしても、フリーズしてしまうのです。


ですから、まずはコンピューター(脳)に入っている古いOS(学校英語の頭)を新しいOS(英語で考える頭)にしてから、様々なデータやソフト(正しい英語)を入れていかないといけないのです。


【英語を訳さずに理解する頭】の必要性がお分かりいただけたでしょうか?




「英語を英語のまま理解するなんて私にできるわけがない。」



なんて言わないでくださいね。あなたにも確実にできるようになることは、私が保証しましょう。


なぜそこまで言い切れるかというと、「英語」ではまだやったことなくても、読者の皆さんは、もうすでに訳さずに理解している言語をお持ちなのです。それを英語でやるだけなので、誰にでも簡単にできるといっているのです。



毎日、訳さずに理解していますよね?



「日本語」は。



そうです。訳さずに理解することは、「日本語」で毎日当たり前のようにやっているのです。日本語を理解するときに他の言語にいちいち訳しているでしょうか?


日本語であれば、それを他の言語を介して理解するなんていうことなどしなくても、問題なく理解できますし、日常会話のスピードにおいてかれるなんていうことはありえません。


では質問です。


どうして日本語は訳さずに理解できるのでしょうか?(読みすすめる前に、少し考えてみてください。)



では質問を変えて聞きなおしてみると、いつごろから日本語を訳さずに理解していますでしょうか?


そうです。生まれたときからずっと、日本語しかない環境で育ってきていますから、日本語を訳すなんてことは「一度も」したことがないはずです。日本語の環境で育つと、日本語は日本語のまま理解する頭が自然とでき、仮にアメリカ人だったとしても、日本で生まれ育ち、日本語しか使ってこなければ、日本語を訳さずに理解するはずです。


では、その国の環境にいると、なぜ母国語を訳さずに理解できるのでしょうか?


普段考えたこともない、という方がほとんどだと思いますが、答えは簡単です。


「その国の言語しか頭に入れてこなかった」からです。


つまり、母国語を訳すための別の言語など頭の中に存在していないのです。日本で生まれ育ち、日本語の環境にいると、頭の中に「日本語」しかありません。ですから、日本語をいちいち訳さずとも、瞬間的に日本語を理解して、それを使いこなすことができるのです。



これを、【日本語で考える頭】と言います。



あなたも私も、今この瞬間、間違いなく日本語で考えています。どんなときでもそうですね。


「お腹空いたな〜。」


「明日朝早く起きなくちゃいけないから、時計を1時間早くセットしよう。」


「昨日、田中さんに電話するの忘れちゃった。」


などと、頭の中では「日本語」が飛び交い、「日本語」で思考しています。英語圏の人々は、私たちが、子供のころから「日本語」で自然に行ってきたことをすべて「英語」で行ってきただけなのです。


生まれてからずっと、母国語として英語しか頭の中に入れてこなかったので、英語圏に生まれたネイティブスピーカーの彼らの頭の中には英語しか存在していません。彼らは「英語で思考する」以外の方法を知らないのです。



日本人である我々が、英語を訳さないで英語のまま理解するためには、英語圏の人と同じ頭、つまり「英語しか存在しない頭」を私たちの頭の中に作ってしまえばいいことになります。


そのときに問題になるのが、今すでに存在する「日本語で考える頭」です。すでに完成している日本語が頭の中にあるので、その中に英語をいくら詰めてみたところで、英語と日本語が混ざってしまいます。


※間違った英語で考える頭の作り方:(日本語の頭の中に英語を詰め込む)


     ┏━━━━━━━━━━┓
     ┃  日本語の頭   ┃
     ┃ ┏━━━━━━┓ ┃
  ×  ┃ ┃      ┃ ┃
     ┃ ┃ 英語の頭 ┃ ┃
     ┃ ┃      ┃ ┃
     ┃ ┗━━━━━━┛ ┃
     ┗━━━━━━━━━━┛


それでは、今までと同じ「効果の出ない結果」にしかなりません。ですから、日本語の頭の中に英語を入れるのではなく、その日本語の頭の外に、英語で考える、英語しかない頭を作る必要があるのです。



※正しい英語で考える頭の作り方:(日本語の頭の外に新しく英語で考える頭を作る)


     ┏━━━━━━━━━━┓
     ┃  日本語の頭   ┃    外側に
     ┃(当然少し大きい) ┃  ┏━━━━━━┓
  ○  ┃          ┃  ┃      ┃
     ┃          ┃  ┃ 英語の頭 ┃
     ┃          ┃  ┃      ┃
     ┃          ┃  ┗━━━━━━┛
     ┗━━━━━━━━━━┛    を作る


このようにして、日本語の外に英語で考える頭を作る事ができれば、あなたも、バイリンガル(二ヶ国語を操る人)の仲間入りです。その頭は、皆さんが思っているよりも、遥かに簡単に作ることができます。


さて、その頭の作り方ですが・・・それは金曜日にお話しましょう。


おしまい


次回は、このメルマガの基礎テーマである「英語で考える頭の作り方」とは具体的にどのようなものなのか解き明かしていきますので、お楽しみに。



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